なぜ獺祭は人気なの?知れば納得できるその理由とは

獺祭が人気の理由

「なぜ獺祭は人気なんだろう?」
そんな疑問をお持ちではないですか。

獺祭は、日本酒をあまり知らない人にも名前が知られている銘柄の一つです。
最近は日本だけではなく世界でも「DASSAI」ブランドが人気になっています。

その人気の理由は、何と言っても美味しさでしょう。

ではなぜ他の日本酒と違って美味しいのか?この記事では、獺祭好きな筆者が「獺祭が人気の理由3つ」をご説明します。
獺祭を飲んだことがない方のために獺祭の中でも美味しい種類をご紹介しますので、ぜひ試して人気の理由を実感してみてください。

1.獺祭が人気の理由3つ

獺祭は、日本国内はもちろんのこと、世界でもその美味しさが高く評価され、人気になっています。
純米大吟醸酒として日本一の出荷量を誇り、2016年には、2年前のデータと比較して出荷量が2倍以上になっています。
まさに人気上昇中の日本酒です。
では、なぜそれほど人気があるのでしょうか?

1-1.抜群に飲みやすくて美味しい

理由の1つはその美味しさです。

なぜ美味しいのか。
それは獺祭には以下のこだわりがあるからです。

・製造は純米大吟醸のみ
・酒米は王様「山田錦」のみ
・遠心分離システムの利用

この3つのこだわりによって、美味しいと評価されるお酒が生まれています。
それぞれ簡単にご説明します。

1-1-1. 精米歩合が50%以下の純米大吟醸だけを造っている

獺祭を作っている旭酒造は、精米歩合が50%以下の純米大吟醸だけを造っています。
精米歩合とは、日本酒の原料である米を削る割合のことを言います。

「精米歩合50%以下」というと、お米を半分以上削っているお酒になります。
もちろん精米歩合を50%以下にするのは簡単ではなく、例えば、お米を40%削ろうと思ったら48時間以上かかると言います。

一般的な酒蔵では、精米歩合60%や70%の日本酒も作っていますが、旭酒造はあえて純米大吟醸だけを作っているのです。
手間をかけて削っていくことで、雑味が少ない日本酒が出来上がります。

1-1-2. 酒米の中でも評価の高い山田錦のみを使っている

獺祭は、酒米の王様と言われる山田錦だけで作られています。

山田錦を使ったお酒は、日本酒のコンテストでも圧倒的に支持されています。
その理由は、山田錦は旨味を出す心白が大きいことと、雑味の要因であるタンパク質が少ないことにあります。
それゆえ山田錦を使うと香りとコクがあり雑味の少ない味わいの日本酒が出来上がるのです。

1-1-3. 全国で10数社ほどしか導入していない遠心分離システムを使っている

獺祭を製造している旭酒造は、遠心分離システムを導入しています。
これは家が一軒建つほどの高価な機械で、全国的に見てもわずか10数社しか導入していません。

従来、お酒を作るためには、もろみからお酒を抽出するために重しをするなど圧力をかけます。
遠心分離システムの機械があれば、無加圧状態でもろみからお酒を分離できるため酒に負担がかかりにくく、さらに密閉状態のため高い香りを保つことができます。

徹底的なこだわりによって、雑味が少なくて香りが高い、美味しいお酒になっているわけです。

1-2.コスパがいい

獺祭には手間とお金がかかっていますが、そのわりには定価が安く設定されています
日本で販売されている純米大吟醸酒の平均価格は1,800mlで約5,000円ですが、獺祭の「純米大吟醸50」は3,078円とかなりお買い得な価格になっています。
原料となるお米を39%になるまで磨いている「純米大吟醸 磨き三割九分」でも4,835円です。

1-3.各所で注目されるようになった

獺祭は、各所で注目されることによって人気に火が付きました

たとえば、有名なアニメ「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版:序」では、葛城ミサトが愛飲するお酒として獺祭が登場し、その部屋には獺祭の瓶がずらりと並んでいました。

また、オバマ大統領が来日したときの記念品として獺祭がプレゼントされたことは、世界的にも注目を集めました。
プーチン大統領の誕生日にもプレゼントされています。
JALの国際線ファーストクラスを利用すると、日本酒の銘柄の1つとして獺祭が味わえます。

美味しいお酒が世間的に認識されるようになったため、日本酒に詳しい人もそうでない人も、一斉に買い求めるようになったわけです。

2.獺祭のおすすめの選び方

獺祭の人気の理由がわかったところで、次は「どうやって選べばいいか」見ていきましょう。
好みに応じて自由に選ぶことができますが、迷うときにはこれからご紹介するおすすめの選び方を参考にしてください。

2-1.まず「純米大吟醸45」から試して味の変化を楽しむ

おすすめは、まず「純米大吟醸45」から試してから、次に「三割九分」、「二割三分」を飲んで味の変化を楽しむ方法です。

2-1-1.純米大吟醸45→三割九分→二割三分の順で試してみる

山田錦が45%まで磨かれた純米大吟醸45でも、十分過ぎるほどお米の繊細な香りと味わいを楽しめます。
それが39%まで磨かれるとどのように風味が変化するのかは、「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」で感じることができます。
その後、「純米大吟醸 磨き二割三分」で、極限の23%まで磨かれるときの香りと余韻を味わいを知るというように、順に試してみるのはいかがでしょうか。

・獺祭 純米大吟醸45(1.8L 3,300円 720ml 1,650円)
獺祭45

・獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分(1.8L 5,082円 720ml 2,541円)
磨き三割九分

・獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分(1.8L 10,780円 720ml 5,390円)
磨き二割三分

2-1-2.飲み比べセットを試してみる

獺祭の飲み比べセットを買えば、50%→39%→23%の味の変化を手軽に試すことができます。
ちょっとずつ飲んでみたい方にはおすすめです。ギフトにも良いでしょう。

・獺祭 おためしセット(180ml×3本 2,838円)
獺祭おためし

獺祭オンラインショップ

2-2.贈答など特別な日には「磨き二割三分 遠心分離」がおすすめ

お世話になった人への贈り物や、頑張った自分へのご褒美など、特別な時には「磨き二割三分 遠心分離」がおすすめです。
獺祭の遠心分離の技術と、山田錦を極限の23%まで削った手間が凝縮された、最高峰の逸品です。

獺祭二割三分

磨き二割三分 遠心分離1,800ml(16,200円)

獺祭オンラインショップ
https://www.dassaistore.com/products/detail.php?product_id=37

2-3.日本酒初心者や女性にも飲みやすいスパークリング

獺祭は飲んでみたいけど、日本酒には慣れていない。
そんな人にはスパークリングがおすすめです。
獺祭の風味を損なうことなく、カジュアルで飲みやすい発泡タイプに仕上がっています。

獺祭スパークリング

純米大吟醸スパークリング50 720ml(1,944円)

獺祭オンラインショップ
https://www.dassaistore.com/products/detail.php?product_id=93

3.獺祭を買える店、飲める店

品薄になったりプレミア価格で販売されたりすることがあった獺祭ですが、いまでは全国の酒店や大型スーパーでも手に入れることができます。
獺祭を製造している旭酒造の公式ホームページから、獺祭を買える店、飲める店を確認できます。

3-1.獺祭の公式ストア

獺祭の公式ストアが、東京に2店、博多に1店、そして本社のある山口に1店あります。
初めての獺祭をじっくり選ぶには最適の場所です。

獺祭ストア 銀座
〒104-0061
東京都中央区銀座五丁目10番2号
GINZA MISS PARIS 1階
tel.03-6274-6420
https://www.asahishuzo.ne.jp/store/ginza.html

獺祭ストア 博多
〒810-8680
福岡県福岡市中央区天神2-5-35
岩田屋本店B2
Tel.092-752-3188
https://www.asahishuzo.ne.jp/store/hakata.html

獺祭ストア 本社蔵
〒742-0422
山口県岩国市周東町獺越2128
tel.0827-86-0800
https://www.asahishuzo.ne.jp/store/yamaguchi.html

最寄りに獺祭ストアがない場合は、獺祭WEBストアを利用することができます。
会員登録をする必要がありますが、獺祭ブランドのいろいろな商品がそろっています。
獺祭WEBストア https://www.dassaistore.com/

3-2.特約店を旭酒造ホームページでチェック

旭酒造のホームページから「獺祭を買える店」を検索することができます。
近くのお店がヒットするかどうか試してみてください。

旭酒造 獺祭の買える店 https://www.asahishuzo.ne.jp/store/ja/index.html

同じく、旭酒造のホームページから「獺祭の飲める店」の情報も入手できます。
旭酒造 獺祭の飲める店 https://www.asahishuzo.ne.jp/bar/ja/index.html

公式ホームページに記載されていないお店でも獺祭を扱っている場合がありますので、まずは近所の酒屋に問い合わせたり、行きたい飲食店に尋ねてみたりするとよいです。

3-3.獺祭を堪能できる「獺祭BAR」

獺祭を堪能するための極めつけは、「獺祭BAR」です。
期間限定ですが、いろいろな種類の獺祭が楽しめるのでぜひ行ってみてください。

獺祭BAR(丸の内)

まとめ

いかがだったでしょうか。
なぜこんなに獺祭が人気なのか、どんな種類があってどれを選べばいいのか、どこで味わえるのかについて取り上げてみました。
今回の記事を参考に、最高の1本を手に取って楽しまれることを願っています。

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