なかなか旨いぞワンカップ日本酒!全国人気銘柄を20本試してみた

今、ワンカップ日本酒がアツいです。

昔のような、単なる飲み切りサイズの安い日本酒といったものではなくなっています。今や全国的に人気銘柄である「紀土KID」や「天狗舞」などを含めとても種類が豊富。フルーティーな吟醸酒も増え、ワンカップ酒はより「手軽においしい日本酒を飲む」ためのものになっています。

一人暮らしで、一升瓶はもちろん四合瓶もなかなか飲みきれない・・・!という人には一合のワンカップはとてもおすすめです。飲んでみたかったんだよなぁ~と思っていた日本酒が飲みきりサイズで試せます。

今回、全国人気銘柄の選りすぐりのワンカップ20本を取り寄せ、約20日間ほどかけて、それぞれの日本酒を実際に飲み比べてみました。

今回はその全ラインナップを詳しくご紹介していきたいと思います。「飲んでみたい」そんな1本を見つけてください。

目次

1.ワンカップの日本酒が「超オススメ」な理由

1.飲みきりサイズなので気軽に購入できる

ワンカップの日本酒は、ワンカップ専用の日本酒というものではなく、通常四合瓶などで販売されている日本酒です。つまり、通常は四合瓶(720ml)や一升瓶(1800ml)で販売されている日本酒を、一合(180ml)400円程度で試せるということです!

四合瓶や一升瓶ではちょっと大きすぎるという人でもこのサイズなら気軽に楽しめますよね。試してみたかった人気銘柄を複数個買って手軽に飲み比べなんて言うこともできます。

2.持ち運ぶのに便利なので旅行やアウトドアに持って行ける

手のひらサイズなので持ち歩きに便利です!のんびり電車の旅で飲んだり、BBQでビールの代わりに飲んだり手軽にできます。
特に主要の駅にはご当地のワンカップ酒があるのでぜひチェックしてみてください!(仙台駅の酒屋さんには20種類くらいのワンカップ酒が置いてあるのを見ました)

3.そのまま「熱燗」にもできる

ワンカップをぐいっとそのまま飲むのも美味しいですが、熱燗もおすすめです!
カップ酒の良いところはフタを明けたらそのままレンジでチンできるところです。金属の蓋を外しガラスのカップだけをレンジに入れ、600w/1分以内 1500w/20秒以内 がおおよその目安です。温めすぎには注意です。

4.素敵な絵柄の物が沢山あるのでコレクションにも良い

最近のワンカップは絵柄がかわいいものが多いです!地方に行くと、ご当地キャラが描かれているのも見かけますね。

こんなにかわいらしいかっもあってコレクションしたくなりますよね!

5.カップを再利用することが出来る

お酒を飲んでしまった後は、花瓶やプリン、また茶碗蒸を作る時の器などにも利用出来そうです。アイスティーやアイスコーヒーなどの飲み物を入れて楽しむなんて言うのもありではないでしょうか。

このようにただ飲むだけでなく、少量サイズのワンカップだからこそ色々楽しむことが出来る要素が沢山詰まっています。

今までワンカップ日本酒は敬遠してきたという、女性や若い方々にも新しい日本酒と出会うチャンスになりますのでぜひトライしてみていただきたいと思います。

2.選りすぐり全国の「ワンカップ日本酒」20本を一挙公開!

2-1.米本来の旨味を味わえる「愛宕の松 特別純米 ブラックカップ」宮城県

愛宕の松 特別純米 ブラックカップ

黒いラベルに白い文字がシンプルで素敵です。新澤醸造の「愛宕の松」の定番酒である特別純米酒をつめ込んだ1本。

海鮮と同時に甘い香りでフレッシュ感が漂う、口に含むと純米らしい米本来の旨味がきます。けしてマッタリと濃い味のお酒ではないのですが、しっかりとしたテイストで飲みやすく感じました。

・蔵元:㈱新澤醸造店(宮城県)紹介ページはこちら→
・製品:愛宕の松 特別純米 ブラックカップ 180ml
・価格:316円(税込)
購入はこちら→

2-2.コクのある手作りの味を楽しみたい「乾坤一 手造り純米」宮城県

乾坤一 手造り純米 
宮城で300年以上続く老舗の大沼酒造店の看板酒が、「乾坤一」になります。昔ながらの一つ一つを手作りで行う製法を貫いている高品質な日本酒ということがファンの間でも有名。

こちらのカップ酒は香り、味わい共にしっかりとした日本酒でした。

口に含むとまずどっしりとしたコクが広がり、後味はスッと切れる感じで食中酒として乾きもののおつまみなどより、刺身や煮魚など食事系のものと合わせる方が食と酒のバランスがいいと感じました。

・蔵元:㈲大沼酒造店(宮城県)
・製品:乾坤一 手造り純米 180ml
・価格:306円(税込)
購入はこちら→

2-3.甘み旨味香りが絶妙なすっきり系|「紀土 KID 純米酒」和歌山県

紀土 KID 純米酒 
紀州 和歌山の自然を感じるお酒が造りたいという願いを込めてつけたネーミングが「紀土」です。

スッキリとキレのある日本酒です。甘みと旨味と香りが三位一体となり口の中でサラッと広がってくれて、ついつい飲みやすくもう1本ぐらい「飲めそうだな~」という勢いでグイグイと飲んでしまいました。  

・蔵元:平和酒造㈱(和歌山県)公式ページはこちら→
・製品:紀土 KID 純米酒 180ml
・価格:255円(税込)
購入はこちら→

2-4.燗酒が最高|「白隠正宗 誉富士 純米酒」静岡県

白隠正宗 誉富士 純米酒 
白いラベルにブルーのラインで雪山の富士山が描かれや、山のすそにピンクの桜の花びらを散らせていて風情があります。純米酒ですがどちらかといえば香りも甘みもひかえ目です。

癖がなく飲みやすい分、冷やよりは燗酒の方が合うかもしれないと感じ、燗酒にしてみたところ甘味とうまみが増しました。燗酒でもお試しください。

・蔵元:高嶋酒造㈱(静岡県)公式ホームページはこちら→
・製品:白隠正宗 誉富士 純米酒 180ml
・価格:316円(税込)
購入はこちら→

2-5.クセのないワインのような味わい|「貴  特別純米」山口県

貴 特別純米 
山口県宇部市にある永山本家酒造場のスタンダート酒がこちらの「貴」になります。軟水で造られる日本酒が多い中こちらの日本酒は中硬水で醸されています。

まず第一印象は、さっぱりとした飲み口、割とスイスイ飲めてしまう感じ、でも旨味は割としっかりあり冷たく冷やしでワインみたいにグラスに注いで飲んでみると美味しくいただけました。癖のない味わいなのでどんな料理とも合いそうだと思いました。

・蔵元:㈱永山本家酒造場(山口県)公式ホームページはこちら→
・製品:貴 特別純米 180ml
・価格:316円(税込)
購入はこちら→

2-6.辛口な日本酒が好みなら|「早瀬浦 純米稲穂カップ」福井県

早瀬浦 純米稲穂カップ 
福井県の北陸で300年以上の歴史がある有名酒蔵の純米カップ酒です。辛口の純米酒づくりが得意なこの蔵ならではの力強い切れのある日本酒となっています。

今回はカツオのたたきと冷酒でいただきましたが、北陸の日本酒は特に、刺身などの魚類と相性かよいなぁ~と感じます。

暑い時期なら少しだけ冷やして、冬なら軽く燗酒でどちらもいけると思います。

・蔵元:三宅彦右衛門酒造㈲(福井県)
・製品:早瀬浦 純米稲穂カップ 180ml
・価格:316円(税込)
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2-7.優しく円やかな口当たり|「天穏 特別純米 馨 佐香錦 」島根県

天穏 特別純米 馨 佐香錦 

板倉酒造があるのは島根県出雲市、出雲大社の近くということもあり「御神酒」づくりが盛んな土地柄。

出雲産の酒米「佐香錦」と山陰吟醸造りと呼ばれるこの地方独特の吟醸造りで醸す日本酒は、他の日本酒にはない味と香りが表現されていることで人気です。

地元で愛されている「天隠」の味わいは香りは湯良すぎない穏やかな吟醸香が印象深く口に含むとリッチだけれどどこか優しくまろやかな味わい。

出雲では素朴な味わいの釜揚げそばが有名ですが、おそばのように素材の味がそのままわかってしまう食べ物と合わせるとよりこの日本酒の味が引き立つ、そんな気がしました。

・蔵元:板倉酒造㈲(島根県)公式ホームページはこちら→
・製品:天穏 特別純米 馨 佐香錦 180ml
・価格:319円(税込)
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2-8.ガッツリ男前なしっかりとした味わい|「るみ子の酒 純米酒 るみかっぷ」三重県


るみ子の酒 純米酒 るみかっぷ 

日本酒好きの漫画家、尾瀬あきら氏が「夏子の酒」の主人公にそっくりな女性杜氏である森喜酒造場のるみ子さんのために書き下ろしたというラベルです。

かわいらしいラベルからサラッとした優しい味わいの日本酒を想像すると思いますが全く反対。口に含んだ瞬間、ふくよかで米の旨味たっぷりのズッシリとした飾らない骨太なあじわいに私は圧倒されました。

コクのある凝縮した旨味とバランスの良い酸味が切れのある味わいを引き立て割とサッパリとした味わいのおつまみに合わせてしまったのですが、しっかりとコクのある味付けの「みそ炒め」や「手羽先の甘辛煮」の様な総菜に合わせた方がこの日本酒は引き立つと感じました。

・蔵元:合名会社森喜酒造場(三重県)公式ホームページはこちら→
・製品:るみ子の酒 純米酒 るみかっぷ 180ml
・価格:357円(税込)
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2-9.甘口が好きなら断然|「村祐 和 吟醸」新潟県

村祐 和 吟醸 

200石という小規模な蔵元ですが、その味わいには定評があります。この蔵の日本酒の甘さをよく日本酒評論家たちは「和三盆」の様な品のある甘さと例えます。

私も毎年12月ごろ販売される、村祐「黒」無濾過本生の大ファンで必ず購入しているのですが、その「村佑ブランド」にカップ酒があると知り心躍らせた1本です。

「和」と書き「なごみ」と読みます、一口目から期待を裏切らない「そう、これ村佑!」という優しい甘みの安心感に加え、米の旨味もしっかりと感じられます。キレもあり味わい深く飲んでいて安定感のある日本酒でおすすめです。

・蔵元:村佑酒造㈱(新潟県)
・製品:村祐 和 吟醸  180ml
・価格:316円(税込)
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2-10.軽やかな甘みで爽やかな味わい|「松尾 純米手造りType6560&Black Label」長野県

松尾 純米手造りType6560&Black Label 

白地にさらりと文字を流した日本酒のラベルとしては、とてもシンプルでスタイリッシュなラベルの長野県の地酒「松尾」になります。

酒名の後ろにつく「Type6560&Black Label」は精米歩合65%と掛米の精米歩合が60%という意味。酒米は地元長野の酒造好適米である山恵錦( さんけいにしき)を使用ししています。

予想は、軽い甘みの爽やか系の味わいかなと思っていましたが、以外にも「スッキリとした辛口の味わい」に仕上がっていました。

よく言われる淡麗辛口で軽快なタイプの日本酒です。さっぱりとしたシーフード系のおつまみが一番合いそうと感じました。

・蔵元:㈱高橋助作酒造店(長野県)公式ホームページはこちら→
・製品:松尾 純米手造りType6560&Black Label 180ml
・価格:300円(税込)
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2-11.燗酒に持ってこい|「都美人 山廃仕込」兵庫県

都美人 山廃仕込 

兵庫県は、新潟や京都と並ぶ日本酒の盛んな地域です。こちら「都美人」はそんな兵庫の灘の酒を代表する銘柄の日本酒になります。

山廃仕込みのカップ酒は、冷たく冷やして飲むか、軽く燗に付けて飲むのがおススメかなと感じました。山廃ならではの深みのある酸味と甘みはぬる燗で飲むとまろやかで丸みが出る感じです。

冷やして飲むとストレートにそのパンチのある味わいが楽しめる。1本で2度おいしい日本酒です。「山廃仕込み」のファンならおすすめです。

・蔵元:都美人酒造㈱(兵庫県)公式ホームページはこちら→
・製品:都美人 山廃仕込 180ml
・価格:264円(税込)
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2-12.熟成の深い味わい|「不老泉 山廃仕込 特別純米酒 参年熟成」滋賀県


不老泉 山廃仕込 特別純米酒 参年熟成 

手間と時間がかかる木槽搾り(きおけしぼり)と言われる製法で造られる丁寧に醸された日本酒で評判の上原酒造の「不老線泉」は山廃仕込み。しかも三年の熟成をかけて造られた「古酒」といってよい造りになっています。

熟成酒らしくカップからのぞく日本酒の色合いは、薄い黄金色をしており、開栓する前から心ワクワクする感じがあります。

山廃仕込みは少し癖のある酸味が苦手という人も多いのですが、こちらは熟成させることにより滑らかで口当たりが良く、酸味も角が取れていて前に出てこない感じがに見やすいと感じました。

甘味もあり古酒の持つドロリとした熟成感というより、ものすごくまろやかに落ち着いた旨味が詰まったお酒という表現がぴったりだと思います。合わせるおつまみは、ブルーチーズが断然おすすめです。

・蔵元:上原酒造㈱(滋賀県)公式ホームページはこちら→
・製品:不老泉 山廃仕込 特別純米酒 参年熟成 180ml
・価格:335円(税込)
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2-13.ファーストクラスの品格|「石鎚 純米吟醸  槽搾り 緑ラベル」愛媛県


石鎚 純米吟醸 槽搾り 緑ラベル 

愛媛県の石鎚酒造が醸す看板酒「石鎚」の吟醸 緑ラベルのカップ酒です。蔵元が一押しと名前を挙げる品のある吟醸酒です。

私は、この石鎚と出会い「カップ酒」に対する概念が変わりました。初めてカップ酒に挑戦するのなら、せひこのお酒にトライしてみていただきたい。

まずびっくりするのが、カップ酒らしからぬ口当たり「雑味がなくきれいな酒」というのはこういうお酒を言うのかと思わせるくらいまろやかで、旨みがあり嫌味のない酸味も感じさせるので爽やかさもあります。

機械作業は行わず全てを手作業が信条、「槽搾り」という手間暇のかかる製法で造られる日本酒なので美味しいに決まっています。

そして実はこの「石鎚 緑ラベル」はANA国際線ファーストクラス採用酒でもあります。ファーストクラスの味を「カップ酒」で味わえるなんて最高ですね!

・蔵元:石鎚酒造㈱(愛媛県)公式ホームページはこちら→
・製品:石鎚 純米吟醸 槽搾り 緑ラベル 180ml
・価格:367円(税込)
購入はこちら→

2-14.山廃造り入門編なら|「天狗舞 旨醇 純米酒」石川県

天狗舞 旨醇 純米酒 

石川県にある車多酒造が醸す看板酒「天狗舞」です。天狗舞といえば日本酒ファンならすぐに「山廃造り」とくるかと思います。

昔ながらの手間と時間がかかる造りは現代では敬遠されがちですが、味わいの追求からあえてこの製法を選んでいるのです。

カップからのぞく日本酒はうっすらと山吹色を帯びており、濃厚な味わいかな?という予感をさせてくれます。

山廃ならではのしっかりとした濃厚な米の甘味と酸味のバランスが絶妙で予想的中という感じの味わいでした。このタイプならステーキや鍋料理に合わせても相性良く楽しめそうです。

・蔵元:㈱車多酒造(石川県)公式ホームページはこちら→
・製品:天狗舞 旨醇 純米酒 180ml
・価格:332円(税込)
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2-15.スッキリ辛口|「出羽鶴 秋田夏まつり 大曲の花火」秋田県


出羽鶴 秋田夏まつり大曲の花火 

出羽鶴 秋田夏まつりセット

秋田酒造が地元の「祭り」をモチーフにあしらい通常3本セットで販売しているセット売りの日本酒になります。私が購入した店では単品での購入可でした。

地元の酒造好適米「めんこいな」を使用し優しい味わいの純米酒になります。

「大曲の花火」の他に、「秋田竿燈(かんとう)まつり」「西馬音内(にしもない)の盆踊り」の計3本がシリーズなっています。味わいはどれも同じです。

酒米「めんこいな」を使用した日本酒は初めてでしたが、純米酒らしい米の甘味が良く感じられ、思っていたよりも辛口のスッキリタイプの日本酒です。現地に出向いた時には、お土産として購入してもいい感じですね。

・蔵元:秋田清酒㈱(秋田県)公式ホームページはこちら→
・製品:出羽鶴 秋田夏まつり大曲の花火 180ml
・価格:330円(税込)
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2-16.淡麗辛口好きならこちら|「鶴齢 純米雪男」新潟県

鶴齢 純米雪男 

鈴木牧之のベストセラー「北越雪譜」。 このなかの「異獣」という章にに現れる、旅人のにぎり飯をもらったお礼に荷物を担ぎ道案内をする「毛むくじゃらの異獣」をモチーフにしたキャラクターがカップの雪男です。

味わいは、青木酒造らしい淡麗辛口の味わい、シャープで切れのある味わいがお好きな方におすすめです。

・蔵元:秋青木酒造㈱(新潟県)公式ホームページはこちら→
・製品:鶴齢 純米雪男 180ml
・価格:385円(税込)
購入はこちら→

2-17.本醸造の熱燗がおすすめ|「末廣 Dr、野口カップ」福島県

末廣 Dr、野口カップ 

福島県が誇る偉人「野口英世博士」をイメージして会津産の酒米で会津杜氏が醸すバリバリmade in会津な日本酒です。冷でもおいしくコンビニ総菜なんかの軽いものを合わせてみても結構いけてしまうので嬉しい!

今回は、お燗モードのあるレンジでチンして熱燗にして飲んでみました、若干強めの味わいにまろやかさが生まれ手軽にできる熱燗がおすすめです。値段もお手頃、冷でも、燗でもいけるので「宅飲み」として常備してもいいかも。

・蔵元:末廣酒造㈱(福島県)公式ホームページはこちら→
・製品:末廣 Dr、野口カップ 180ml
・価格:237円(税込)
購入はこちら→

 2-18.吟醸酒のような本醸造|「愛宕の松 フラワーカップ」宮城県

愛宕の松 フラワーカップ 

こちらの日本酒は、本醸造酒になります。愛宕の松の本醸造はかなり品質の高い日本酒としてファンの間では一目置かれている日本酒です。

本醸造だけれども吟醸酒並みの味わい、香りが甘く穏やかで口に含むと切れがありシャープな飲み口で同ブランドの看板酒「伯楽星」同様、食事とともに飲むとより楽しめます。

白身魚のお刺身や揚げ豆腐、タコのマリネみたいなものと合わせてみましたが相性がとてもよくおいしくいただけました。和食が特におすすめです。

味もさることながらカップの描かれているレトロなひまわりの花のモチーフが心惹かれてしまう1本です。

・蔵元:㈱新澤醸造(宮城県)紹介ページはこちら→
・製品:愛宕の松 フラワーカップ 180ml
・価格:245円(税込)
購入はこちら→

2-19.濃厚な辛口というのなら|「とんぼの夕焼けカップ」神奈川県

とんぼの夕焼けカップ 

神奈川県海老名市にある泉橋酒造といえば「赤とんぼ」がシンボルマークです。

この「あかとんぼ」カップのイラストは8本目にご紹介した「るみこの酒」のイラストを描かれた漫画家の尾瀬あきら氏がプライベートで親交があった当蔵にお願いされてデザインしたという絵柄だそうです。

本醸造は造らない、すべての日本酒を純米酒づくりにしている泉橋酒造は、米作りに徹底的にこだわっている酒蔵。

買い付けた米を使用するのではなく自分たちで米の栽培もおこなう、栽培~製造までを一貫して管理する製法を行っています。

徹底的にこだわって作られた日本酒は泉橋酒造らしいコックリとした濃厚な辛口タイプの日本酒です。

力強いパワーのある日本酒に感じるのは、米の栽培にこだわり自然農法で作られたコメならではの味わいなのかなと感じさせてくれる1本です。

・蔵元:泉橋酒造㈱(神奈川県)公式ホームページはこちら→
・製品:とんぼの夕焼けカップ 180ml
・価格:385円(税込)
購入はこちら→

2-20.旨口の本醸造なら|「六花酒造 じょっぱりカップ」青森県

六花酒造 じょっぱりカップ 

六花酒造の「じょっぱりカップ」は、カップの絵柄がかわいくて思わずほほ笑んでしまいたくなる様なおいしそうなキュートな絵柄です。

喉ごしはすっとしていますが口に含むと甘みとうまみは確かに感じられパンチのきいた飲み口とは少し違う、落ち着いた穏やかな味わい。どんな人でも飲みやすい日本酒かなと感じました。

 ・蔵元:六花酒造㈱(青森県)公式ホームページはこちら→
・製品:六花酒造 じょっぱりカップ 180ml
・価格:264円(税込)
購入はこちら→

3.「ワンカップ日本酒」簡単で相性の良いおつまみ

手軽に楽しめるワンカップ日本酒だからこそ、簡単おつまみを合わせたいものです。いくつかチョイスしてみたので参考にしてみてください。どれも手ごろに手に入るものばかりです。

3-1.アウトドアなら簡単に「クラッカー&チーズ」「焼き鳥缶」がおススメ

ワンカップに合わせるつまみ:チーズ

ちょっとしたトレッキングやキャンプ、バーベキュー等なら市販のクラッカーとチーズを組み合わせてみましょう。荷物になりませんし、みんなで楽しめるのでお手軽ですがおすすめです。

ワンカップに合わせるおつまみ:焼き鳥缶

焼き鳥缶詰も持ち運びに便利で、日本酒には相性抜群。キャンプなどでお湯を使えるのなら湯せんで温めて食べることもできるので手軽なおつまみ候補の1つです。

3-2.自宅で手軽になら「枝豆」「厚揚げ」「卵焼き」

ワンカップに合わせるおつまみ:枝豆

カップ酒ですから、おつまみもお手軽が一番。冷凍枝豆なら溶かすだけで一番簡単でおすすめです。しかし最強のおつまみでもあります。私はセブンイレブンの枝豆にハマって一時期延々と食べていました・・・


ワンカップに合わせるおつまみ:厚揚げ

厚揚げも相性良しです。トースターにアルミホイルを引いて、厚揚げを乗せて焼くだけ。好みの薬味をのせお醤油でいただきましょう。

手間のかからないおつまみですが、こちらも満足感が十分あり簡単おつまみの定番です。

ワンカップに合わせるおつまみ:卵焼き

こちらもおかずの定番でいて手軽なおつまみの代表、卵焼きです。日本酒と合わせるのであれば砂糖や塩はあまり入れず、卵そのものの味にすると日本酒にとても良く合います。

その他、コンビニで購入できる日本酒によくあうおつまみを紹介した特集ページもありますので参考にしてみてください。
「日本酒に合うコンビニお菓子はこれ!実際に試しておいしかった11選」

まとめ

試してみた20本のワンカップ日本酒。1本がミニサイズですから保存場所にもあまり困らず、開栓しても1回で飲み切れる量なので扱いやすかったです。

気軽にネット購入でもいいですし、地方へ旅行に出かけたときには、地酒の「ワンカップ日本酒」を探してみてください。

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