私の周りでは、「ワインが好きだけれど日本酒も好きになった!」という声をよく聞きます。
そして実は私もワイン好きから日本酒党になった一人です。以前はワインばかり飲んでいましたが、ふと勧められて飲んだ日本酒のおいしさに衝撃を受け、一気に日本酒ファンになりました。しかも日本酒ってワインより断然お安い。
そこで、私がワイン好きから日本酒好きに変わったきっかけをくれた銘柄をご紹介します。長年ワインを愛飲している人でも気に入るはずです。
・いつもワインを飲むけど、日本酒も気になってる
・ワイン好きの友人に日本酒をおすすめしたい
といった方はぜひ参考にしてみてください!
目次
1.口当たり良く繊細な味わい「梵 ときしらず 純米吟醸」
加藤吉平商店「 梵 ときしらず 純米吟醸」 720ml
この日本酒始めて飲んだとき、ちょっと衝撃でした。
それまでの日本酒へのイメージがガラッと変わった瞬間です。それまで日本酒は淡麗辛口でアルコール感がして…というイメージでしたが、全然違いました!
サラッと喉の奥に入っていく優しいとろみ、甘みの品があるきれいな味わい。日本酒ってこんな味がするんだ!と驚きました。ワインでも熟成したものでとろみが出てくるものもありますが、それよりも苦味がなくてすっきりしている感じです。
名前のごとく本当に時間を忘れてしまうくらい自然に飲めてしまう、そしてこの日本酒はお猪口ではなく絶対にグラスで飲んでほしいです。ただよってくる香りが全然違います。
初めて日本酒に挑戦するという人は、ぜひこの1本がオススメです。
・蔵元:加藤吉平商店(福井県) 公式ページはこちら→
・製品: 梵 ときしらず 純米吟醸 720ml
・価格:1,430円(税込)
・購入はこちら→
2.アルコール度数がワインと同じで飲みやすい「雨後の月 十三夜 特別純米」
相原酒造(株)「雨後の月 十三夜 特別純米」720ml
口に含むと軽やかな酸味が柔らかく口の中に広がります。それと同時に米の軽い甘味が加わり、とても爽やかに飲めます。
飲んだ後、日本酒独特のアルコール感がなくとても飲みやすいというのがこちらの日本酒の特徴です。それもそのはず、ワインと同じくらいのアルコール度数13度です。
ワインを飲み慣れた人にも、違和感なく飲みやすいと感じるのはこのアルコール度数だから・・・この日本酒のポイントです。
・蔵元:相原酒造(株)(広島県) 公式ページはこちら→
・製品:雨後の月 十三夜 特別純米 720ml
・価格:1,485円(税込)
・購入はこちら→
3.爽やかな吟醸香とジューシーな味わいが魅力「鍋島 大吟醸」
富久千代酒造(有)「鍋島 大吟醸」720ml
イギリス・ロンドンで開催されるインターナショナル・ワイン・チャレンジで何度もゴールドメダルを受賞している味に定評がある酒蔵です。
大吟醸らしい華やかな香りが楽しめるのと同時に、口の中で広がる絶妙なとろみと甘味。実は1度飲むとやみつきになる日本酒で、また必ず飲みたくなる日本酒です。
通常の日本酒よりはお値段が高めなので、ゲストを迎えるときのとっておきの1本にしても良いかもしれません。日本食はもちろんですがどんなに食事にも合わせやすいとっておきの1本です。
・蔵元:富久千代酒造(有)(佐賀県)公式ページはこちら→
・製品:鍋島大吟醸 720ml
・価格:3,300円(税込)
・購入はこちら→
4.原料にこだわり抜いた優しい味わい「モダン仙禽 雄町 瓶囲い瓶火入れ」
(株)せんきん「モダン仙禽 雄町 瓶囲い瓶 火入れ 」720ml
ワインで「ドメーヌ」とは、自社畑で収穫したブドウを自社の醸造所で製造するワインのことを指します。
つまり、原材料から生産までを一貫して行ない全てを自社で管理する製造法のことです。
日本酒は原料である酒米を日本の各地から厳選して取り寄せ、その酒米を使用して日本酒を造るのが一般的です。しかし、せんきんではワインのドメーヌ製法の考え方に共感し、原料米を自社田で栽培収穫し使用しています。
日本酒の味わいに一貫性を持たせるために、お米を育てるときに使う「水」も日本酒の仕込みで使う「水」と同じものを使用して育てるという徹底ぶり。つまり、日本酒造りに「自社で扱うもの以外、何も混在しない」正真正銘のドメーヌ製法なのです。
このこだわりで造られた日本酒は、香りが華やかで味わいは酸味がほどよくきいた甘酸っぱい優しい味わいが特徴。
サーモンマリネや白身魚のムニエルなどと相性が良いので、白ワインや赤のライトボディーが好みの人には飲みやすいと思います。
・蔵元:(株)せんきん(栃木県) 公式ページはこちら→
・製品:モダン仙禽 雄町 瓶囲い瓶 火入れ 720ml
・価格:1,801円(税込)
・購入はこちら→
5.フルーティーで品のある香り「醸し人九平次 別誂 純米大吟醸」
萬乗酒造「醸し人九平次 別誂 純米大吟醸」720ml
萬乗酒造が大切にしていることは「手作りの味」だと言います。パリで日本酒の営業活動を始めた頃に現地の人に言われた「手作りの味がする」という言葉が今でも忘れられないという蔵元の九平次さん。大量生産で大手酒造メーカーの「下請け酒蔵」をやめ、「手造りの純米酒」のみを少量生産する蔵へと方向転換した当時の自分にとって最高の褒め言葉だったそうです。
その後、その「手作りの味」が評価されパリの3つ星レストラン「ギィ・サボア」でも採用されている日本酒ということで、ワイン好きの人の間では知らない人がいないくらい有名な日本酒です。
機械生産をせずに、全てを手造りで行ない日本酒の味わいを生かしながら「日本食以外とも合う日本酒とはどのような味わいか」を追求し完成したのが萬乗酒造の渾身のフラグシップ「醸し人九平次 別誂 純米大吟醸」 。
フランス人が好む上品でフルーティーな香りはワインを思わせ、爽やかでみずみずしい味わい、甘みと酸味のバランスがほどよくフランス料理に抜群の相性です。
・蔵元:(株)萬乗醸造 (愛知県) 公式ページはこちら→
・製品:醸し人九平次 別誂 純米大吟醸 720ml
・価格:4,669円(税込)
・購入はこちら →
6.スパークリングの爽やかさと果実感がたまらない「風の森 ALPHA TYPE1」
油長酒造(株)「風の森 ALPHA TYPE1」 720ml
この日本酒の最大の特徴は「瓶内二次発酵」で醸すスパークリング感です。瓶の栓をご覧頂けると分かるのですが、ワインの栓に似た仕様になっているんです。
開栓と同時に「スパーン」という弾ける音と共に栓が飛んでしまい、とても驚いたのを覚えています。グラスに注ぐと白ワインの様なうすい琥珀色で、グラスに上がってくる細かい気泡が本当にスパークリングワインを思わせます。
そして口に含むとシュワシュワと弾けて広がるパイナップルや洋梨のような果実味。そして爽やかな甘味に感動します。洋食にぴったりの爽やか系の1本です。
・蔵元:油長酒造(株)(奈良県) 公式ページはこちら→
・製品:風の森 ALPHA TYPE1 720ml
・価格:1,265円(税込)
・購入はこちら →
7.ワイン醸造家が醸す本気の日本酒「ソガペールエフィス ヌメロシス サケ エロティック 生酛」
小布施ワイナリー「ヌメロシス サケ エロティック 生酛」 750ml
長野県のワイナリーが冬の間だけ醸す特別な日本酒です。数量限定のレアもので日本酒通の人はもとより、実はワイン好きの間でもとても話題になっているスペシャル級の日本酒です。ワイン通の方ならよくご存じの小布施ワイナリーが製造しています。
同じ発酵技術で造る日本酒を、ワイン造りがお休みの冬の間だけ発酵技術の勉強のために行なう、全てはワイン造りに生かすための作業だというのですから驚きです。
本格的な手造りの味わいの「生酛造り」で行なわれ、地消地産をコンセプトとして地元長野県産の酒造好適米「美山錦」のみを使用して醸されている本格的な味わいです。ワインも大人気でなかなか手に入りませんが、こちらの日本酒はもっと手にするのが難しいプレミアム酒となります。
美山錦で造る日本酒は、淡麗で辛口のスッキリと切れの良い日本酒になります。甘さは控え目でスッキリとした味わいでどちらかというと辛口です。ワイン醸造家らしく華やかでフルーティーな日本酒が楽しめます。
・蔵元:小布施ワイナリー 公式ページはこちら→
・製品:ソガペールエフィス ヌメロシス サケ エロティック 生酛 750ml
・価格:6,900円(税込)
・購入はこちら→
まとめ
以上が、ワイン好きの私が惚れ込んだ日本酒でした。
「日本酒が気になるけど、どれを飲んだらいいかわからない…」という方は、ぜひ紹介した7つのどれかを試してみてください。きっと180度日本酒の見方が変わると思います。
ぜひお気に入りの1本を見つけてください!
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