おうち時間が増えてついつい買いすぎてしまった日本酒。
結構な量の日本酒が余っていて、冷蔵庫もパンパン・・・
少しもったいない気もしながらも、飲むだけじゃなく、料理などにうまくアレンジできないか調査した結果、、、
日本酒カレーや日本酒パンなど、日本酒を使った料理やドリンクのアレンジレシピをたくさん発見!
そこで今回は、口コミでおいしいと評判の「日本酒アレンジレシピ」9つをご紹介します。実際に作ってみたので、おいしくできるコツも併せてご紹介します。どれも簡単にできてしまうものばかりなので、ぜひ試してみてください!
目次
1. 甘み&旨みUPでワンランク上の味わい「日本酒煮込みカレー」
作り方はとっても簡単!いつものカレーを作る工程で、日本酒を加えるだけ。とっても簡単なのに、本当にとってもおいしくなります。作りたてのカレーなのに、ひと晩寝かせたようなコクがあるカレーができます。
カレーはコトコト煮込むのが鉄則だったりしますが、日本酒があれば長い時間煮込まなくてもコクや甘みが増したおいしいカレーになります。
しっかり煮込めばアルコールも飛ぶので、変なアルコール臭もしません。
使う日本酒は何でもOK! 今回は純米酒を使用
今回使ったのはこちらの材料。にんじん、玉ねぎ、鶏肉、カレールー、日本酒。
カレーって、冷蔵庫に残った食材ですぐできちゃうから便利ですよね。
日本酒は、手元にある物ならどんな物でもOK。私は今回、乾坤一の純米酒のカップ酒を使用しました。
「レトルトのカレーを食べたい」というときも、パックから鍋にカレーをあけて日本酒を少し加えて温めてみるとおいしいですよ。
野菜とお肉を炒めるタイミングで日本酒を入れるのがポイント!
ポイントは、炒めた野菜に日本酒を入れること。野菜の旨みと日本酒がよく絡み、お肉も柔らかくなります。
日本酒煮込みカレーレシピ
材料(4皿分)
・好きな野菜 適量
・豚・鶏肉など好みのもの 適量
・日本酒 360ml程度
・カレールウ 80g程度
・コンソメキューブ 1粒
・水 150~200ml
作り方(所要時間:約30分)
1. 野菜は食べやすい大きさにカット 。肉は炒め、火が通ったら、皿に移しておきます。
2. 肉の脂が出ている鍋で野菜を炒め、軽く火が通ったら日本酒をひたひたになるまで注ぐ
3. アルコールが飛ぶまで野菜を煮込む
4. 皿に移しておいた肉を鍋に戻す
5. コンソメキューブと水、カレールウを適量入れて軽く煮込み、全体を馴染ませ完成!
2. YouTubeで人気「日本酒でつくるラーメン」
YouTubeで人気の料理研究家リュウジさんが紹介していた「日本酒ラーメン」。再生回数が200万回を超える大人気レシピです。(2021年12月現在)
半信半疑でやってみたのですが、とっても美味しかったのでレポートします!
インスタントラーメンを作る際に水の代わりに少し日本酒を加えるだけなのですが、旨味がギュッと染み出すラーメンに変化します。
使う日本酒は「純米酒」がおすすめ。ソフトな口当たりに!
YouTubeでは「サッポロ一番塩ラーメン」と紹介していましたが、たしかにサッポロ一番のラーメンの中でも塩味が一番オススメです!醤油味やみそ味のラーメンでも日本酒を加えて作ってみましたが、なんとなくスープの味に苦味みたいなものが出てミスマッチな気がしました。
日本酒は基本何でもよいですが、アル添より純米酒のほうがソフトな味になる気がします。手元に純米酒があればそちらをオススメします。(アル添がダメと言うことではありません)
ポイントはアルコールをしっかり飛ばしてから麺を茹でること
ポイントは、日本酒のアルコールを飛ばしてから「麺を茹でる」ということです。しっかりアルコールが飛ばないとツンとしたアルコール臭が残ってしまいます。沸騰してアルコールの香りが落ち着いたことを確認してから麺を茹でましょう。
3. YouTubeで人気「日本酒を使ったお手軽焼きそば」
YouTuberのちゃらりんこクッキングさんが紹介している「日本酒を使った焼きそば」。
実際に作ってみたら、麺がいつもよりしっとりして、焼きそばソースの旨味も増しておいしい!インスタントの焼きそばなのに、インスタントっぽくないリッチな味わいに様変わり。個人的には、日本酒ラーメンよりもコクが出て、日本酒を使う良さを感じるのでおすすめです。
ぜひみなさんにもやってみてほしいので紹介させてください!
使う日本酒はなんでもOK!
具材はお肉とカット野菜があれば、すぐに作れます。今回は日清の袋焼きそばを使いました。
使う日本酒は何でもOK。おうちに余っている日本酒を使いましょう。
ポイントは麺を茹ですぎないこと!
ポイントは麺を茹ですぎないことです。「まだ少し硬いかな」くらいで一旦よけておきましょう。
私は茹ですぎて麺が柔らかくなり1度失敗しました。あとから日本酒とソースを麺に絡めた時に、麺がすごくソースを吸い込むからです。
4. 水なし、日本酒でつくる「炊き込みご飯」
水を一切使わず、日本酒のみで作る炊き込みご飯。これが驚くほどおいしいのでぜひ紹介させてください!
お米に野菜と鶏肉の旨みが染み込んで、ふんわり日本酒の風味も加わって味わい深い炊き込みご飯になります。
使う日本酒はなんでもOK! 白米を炊くときと同じ水量分必要
具材は普段炊き込みご飯にいれるような具材であれば何でも大丈夫。今回は、にんじん、ゴボウ、鶏肉を用意しました。お米をといだあとに具材と日本酒を炊飯器にいれて炊くだけです。
使う日本酒は何でもOKですが、お水の代わりに全量日本酒を入れるのでたくさん余ってる日本酒を使いましょう。
炊き上がりはこんな感じ。所々おこげも出来て香ばしくて食欲をそそります!
炊いている時炊飯器からたちこめる湯気からは日本酒の香りがしますが、炊き上がったご飯は決してお酒の香りが強いわけではありません。ふんわり香るかな?くらいです。日本酒で炊くことで、しっとりしたツヤとコクのある味わいになります。
日本酒炊き込みご飯レシピ
材料(1合分)
・米 1合
・鶏肉 80g
・にんじん 1本
・牛蒡 40g
・日本酒 普段炊く時の水と同量
・醤油 大さじ1.5
・塩 少々
作り方(所要時間:約40分)
1. 米1合を洗い、醤油と塩を加え、釜の線の少し上まで日本酒を注ぐ
※日本酒の量は、米1合炊く時の水と同量
2. にんじんは皮を剥き、みじん切りにする
3. 牛蒡はささがきして鶏肉とにんじんと牛蒡を1の釜に入れる
4. 白米を炊くときと同じ設定のスイッチをいれ、炊き上がったら出来上がり
5. 意外だけど美味しい!「日本酒で作る漬物」
日本酒で作る漬物(一夜漬け)は簡単にできるオススメのアレンジ料理です。日本酒を使うことでコクがありつつも、さっぱりした漬物ができあがります!
野菜はどんなものでも大丈夫!自宅の冷蔵庫にある残り野菜で簡単にできちゃいます。私は今回手元にあったキュウリと大根で作ってみました。
日本酒で作る漬物レシピ
材料
・大根 半本
・キュウリ 2本
・日本酒 200cc
・砂糖 150~200g
・塩 20g
・鷹のつめ 1本
作り方(所要時間:約15分)
1. 容器に調味料を入れ混ぜ合わせておく
2. 大根は皮をむき半分に切り、さらに四つに割って1につける
3. キュウリは1本を4等分に切りさらに二つに割って1につける
4. 冷蔵庫でひと晩寝かせる
※野菜は1本漬けでなく、切ってつけ込む事でつけ込み時間が短くてすみます
使う日本酒なんでもOK! そのままでもアルコール飛ばしてもおいしい
日本酒は純米酒でも普通酒でも何でもOKです。飲み残しの手元にあるものを活用してください。日本酒はそのまま使ってもいいですし、お子様がいるご家庭などでは煮沸してアルコールを飛ばしてから作ってもいいです。どちらもおいしいです。
材料を容器に混ぜ合わせて切った野菜をつけ込み、冷蔵庫でひと晩寝かせます。ひと晩寝かせると、野菜がしんなりとして柔らかくなっています。
おつまみにも最適!日本酒の漬物
材料に砂糖を使っているのでやさしい甘みが野菜にのっていて、鷹の爪を散らしたことでピリっとしまった味にもなっています。
ちょっとしたつまみやお茶うけに最適です!
夏ならミョウガ・キュウリ・瓜などの夏野菜、冬なら白菜や人参など季節の野菜でバリエーションを広げてみると年間を通して楽しめそうです。
今回は使いませんでしたが柚子・すだち・かぼすなどの柑橘野菜をプラスすることで、爽やかさが加わり一層美味しくなるのではないかと思います。ぜひ作ってみてください!
6. 超簡単!ふっくらもっちり「日本酒の食パン」
水の代わりに日本酒を足して食パンを作ってみました!
普段は水や牛乳を使ってパンを作っていましたが、日本酒を使った方が「ふっくら、もっちり」でやわらかく甘くなります。
焼いている時に蒸気と共にお酒の匂いは少しするのですが、焼き上がりはほのかに香る程度で気になりません。言われなければもしかしたらお酒が入っているとは思わないかもしれません。
使う日本酒はなんでもOK!
日本酒は、飲み残しで余っていた純米酒を使いました。別の日に普通酒でも作ってみましたが味は変わらなかったので、どんな日本酒でも大丈夫だと思います。
ただし、料理酒は塩分があるのでさけた方が良いです。スパークリング日本酒は試していないのですが、炭酸水でパンを作るとふっくらするというのがあるのでもしかしたらおいしいかも。
ふっくらもっちり「日本酒の食パン」レシピ
材料(1斤分)
・ホームベーカリー用のミックス粉(1斤用)
・付属のドライイースト
・水 100ml
・日本酒70ml(規定の水から100ml差し引いた量)
※規定の水170mlなら水100ml・日本酒70ml
作り方(所要時間:240分)
1.すべての材料を、付属のパンケースにいれる
2.「食パンコース」を選びボタンを押す
3.あとは出来上がりを待つのみ
※お使いのホームベーカリーの機種により焼き上がり時間は違うことがあります
簡単♪材料を混ぜてホームベーカリーに入れるだけ!
作り方はいたって簡単で、材料をパンケースの中に全部入れたらボタンを押すだけ。以上!
「水と日本酒の割合」に注意
ミックス粉の規定の水量が170mlだとしたら100mlを水、残りの70mlを日本酒にする。
規定の水量が180mlなら水100mlで日本酒80ml、水の量は100mlにするといい具合に焼き上がります。
ふっくらもっちり「日本酒の食パン」完成♪
ふっくら焼き上がった日本酒食パン!
表面はいつもの焼き上がりよりきつね色が濃い状態でした。焦げたかな?と思いましたがそんなことありません。実は表面がパリッとして香ばしくて、中身はいつもの食パンよりもふっくらモチモチした状態で焼き上がりました。
味も牛乳を使って作ったときのような甘みも感じ、そのまま食べても、チーズやハムを挟んで食べても美味しかったです!簡単なのでぜひ作ってみて下さい。
7. 作りたてが超絶美味しい「日本酒の蒸しパン」
日本酒の蒸しパンをお鍋で簡単に作ってみました!30分ほどでできてしまいます。小麦粉とベーキングパウダーに日本酒と豆乳を混ぜて、タネを作り型に流し込み蒸すだけです。
しっとりもちもちで、日本酒の甘い香りがほんのりしてとってもおいしいです。材料も作り方も難しいものはないので、普段お菓子作りをやらない方にもぜひ作ってみてほしいです。
使う日本酒は、吟醸酒だとより香り高くなる
日本酒は純米酒を使用してみました。ただ、もし吟醸酒があればそちらを使ったほうがさらに甘い香りが楽しめるかと思います。
使うものは「小麦粉」「ベーキングパウダー」「豆乳」「日本酒」そして「鍋(できれば蒸し器)」これだけ・・・ です。
蒸し器がなくても大丈夫!
「蒸し器がない!鍋しかない!」という方でも大丈夫です。
蒸しパンの材料を入れた器を、直接水の張った鍋の中に置きましょう。水が器に入らないように、鍋に張る水の量には注意してください。
また、ステンレス製のザルを鍋の中に置いて蒸し器の代用とすることもできます。
日本酒の蒸しパンレシピ
材料(カップ4つ分)
・小麦粉 100g
・ベーキンパウダー 小さじ1
・砂糖 25g
・日本酒 65cc
・豆乳 35cc
作り方(所要時間:約30分)
1. 小麦粉&ベーキングパウダをボウルにふるっておく
2. 砂糖をボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜておく
3. 日本酒65ccを2のボウルに入れて混ぜる
4. 豆乳35ccを混ぜる
5. 4の生地を適当な器にいれ、鍋(蒸し器)で15~20分程度で蒸す(弱火)
私は、ミニサイズの蒸しパンを作りたかったので少し大きめのお猪口や、小ぶりの器にタネを流し込んで蒸し上げました。
しばらくするとほのかな日本酒の香りと共にふっくらと膨らんできます!
パンを割ってみると、しっとりモチモチ香りもほんのり日本酒の香りがします~♪
お砂糖も入っているのでほんのり甘い、でも甘すぎず食べやすいお味です。
私はナチュラルな味が好きなので黒砂糖を使いましたが、甘い味が好きな方は、白砂糖を使うとより強い甘みが出ます。また、今回は小麦粉100gに砂糖25gを使いましたが、甘党の人ならもうすこし砂糖が多めにしても良いと思います。
簡単でおいしいのでぜひ作ってみてください!
8. ヘルシー感覚抜群!「日本酒のヨーグルトカクテル」
日本酒でヨーグルトドリンクを作ったのですが、まるでコクのあるカルピスソーダのような味わいになります!ちょっと甘酸っぱくてスッキリと爽やかなドリンクです。
日本酒もヨーグルトも同じ発酵食品なので相性がよく、コクがありながらもすっきり飲めます。
日本酒のアミノ酸や、ヨーグルトのビフィズス菌やガゼリ菌などに代表される善玉菌が合体したドリンクなので、実はとても健康ドリンクかもしれない…!
自宅に日本酒、ヨーグルト、サイダーがある方はぜひ作ってみてください。まぜるだけで簡単にできます。
日本酒ヨーグルトカクテルのレシピ
材料(1杯分)
・ヨーグルト 80g
・日本酒 80ml
・サイダー 80ml
作り方(所要時間:約5分)
1. ヨーグルトをグラスに入れて、スプーンなどでダマがなくなるまでよく混ぜる
2. 1に日本酒と冷えたサイダーを加え、よく混ぜる
使う日本酒は何でもOK! スパークリングでも!
今回は、炭酸で割るということなので、微発泡のスパークリング日本酒をあわせてみました。スパークリング日本酒でなくとも純米酒や吟醸酒などでもおいしくできます。
日本酒とサイダーは冷蔵庫でよく冷やしてから作りましょう。
ヨーグルトはプレーンタイプだと甘さ控えめで飲みやすい
ヨーグルトは、プレーンタイプのヨーグルトがオススメです。甘さ控えめでゴクゴク飲めるドリンクになります。
材料を混ぜるとヨーグルトが溶け込み、サラッとしたドリンク状になります。
お好みでラズベリーやブルーベリーの実などをトッピング
ヨーグルトカクテルだけでもおいしいですが、もしおうちにあればブルーベリーやラズベリーなどを散らしてあげるとさらにおいしくなります。ベリーの爽やかさがアクセントになります!
今回は、ブルーベリーの実を散らしてみましたが、酸味が加わっておいしかったです〜。疲れたときにぜひ飲みたいドリンクになりました!
9. すっきり飲める「日本酒の緑茶割り」
日本酒の緑茶割りは、日本酒と緑茶を同量で割るだけで簡単にできます!
日本酒をロックで飲むより、口の中がさっぱりとして緑茶の風味も感じられておいしいですよ。
日本酒の甘さが、緑茶のほろ苦さをカバーしてくれてとても飲みやすくなります。
ぜひ試してみてください!
日本酒の緑茶割りレシピ
材料(1杯分)
・日本酒 80ml
・緑茶 80ml
・氷 適宜
作り方(所要時間:約3分)
1. グラスに氷を入れ、分量の日本酒を入れる
2. 1に緑茶を加え、軽く混ぜる
日本酒はアルコール度数高めの原酒がおすすめ
使う日本酒は何でもいいのですが、特にアルコール度数が高め(18度くらい)の原酒などで作ってみると味が薄まりにくいのでおすすめです。アルコール感もしっかり感じられるカクテルになります。
私は今回アルコール度数14度程度の純米酒を使いましたが、酒飲みの私にはライトすぎて(笑)もう少しアルコール感がほしくなりました。
氷は緑茶を凍らせておくのがおすすめ
氷をグラスに入れる方は、緑茶氷をつくっておくといいですよ!氷が溶けてもしっかり緑茶の風味が感じられます。
日本酒の味わいや風味ももちろんありますが、緑茶の味がより強く出てほっとするおいしさです。日本茶がお好きな方ならぜひ試してみてください。
まとめ
余った日本酒をなんとか使い切りたくてアレンジレシピを探したのですが、こんなに色々あるとは!
どれも難しい工程はなく、簡単においしくできてしまうものばかり。これはハマります。
また、今回紹介したレシピ以外もやってみたいものがあり、次は「日本酒をつかったスイーツレシピ集」もご紹介したいと思います!
この記事が参考になるとうれしいです。
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