日本酒を氷でキリッと冷やして飲もう!ロックで飲んでほしい銘柄5選

「日本酒に氷を入れるのは邪道じゃないの!?」

いいえ、そんなことはありません!

もちろん日本酒はそのまま飲んでもおいしいですが、氷を入れるとまろやかになってまた別の味わいが楽しめます。特に夏は氷を入れるとよりすっきり飲めますし、最近では「ロック専用の日本酒」というのもあります。

この記事では日本酒に氷を入れて飲んでほしい理由と、美味しい飲み方を紹介します!

1.日本酒に氷を入れて飲んでみよう

日本酒に氷を入れて飲んでみてほしい理由は3つです。特に暑い夏はオンザロックで日本酒を楽しんでもらいtあいですね^^

理由① ロックにすると軽やかな味わいになる
理由② 日本酒は製造過程で「加水」されている
理由③ 大手酒造メーカーも日本酒ロックをオススメしている

それぞれ少し詳しくお話しします。 

1-1.ロックにすると軽やかな味わいになる

日本酒はビールやワインなどよりアルコール度数は少し高めです。 例えばワインはアルコール度数14度くらいのものが多く、日本酒はだいたい15~16度位。

氷を入れることでアルコール度数が13~14度くらいまでさがり、さらりとした軽やかな飲み口になり とても飲みやすくなります。特に暑い夏などにはスッキリと心地良く飲めますのでオススメですよ。

1-2.日本酒はもともと製造過程で加水されている

日本酒は製造過程で加水して味を調整して出荷しています。できたまんまの原酒だとアルコール度数が18度など高すぎて飲みづらいからです。この原理で言うと、日本酒に氷(や水)を加えることは理にかなっています。日本酒をロックで飲んだって何も悪いことはないんです。アルコール度数も自分の好きなくらいに調整できますし、味わいもまろやかになってGOOD!

1-3.大手酒造メーカーも氷を入れて飲むことを推奨している

実は有名な大手酒造メーカーも日本酒をロックで飲むことを進めています。

「日本酒がうまい!」推進委員会 公式ページより

白鶴、日本盛、松竹梅、白鹿、大関、月桂冠、剣菱、白雪、沢の鶴、菊正宗、黄桜、など大手酒造メーカー11社が「日本酒がうまい!」推進委員会というのを立ち上げ日本酒ロックを提案し、普及活動を行なっています。

酒造メーカーが言っているのですから、日本酒に氷を入れて飲んでも何も失礼なことはありません。ぜひあなたにとって美味しい飲み方を見つけて、日本酒を楽しんでください!

2.日本酒ロックがおすすめなのは「生原酒」 

氷を入れて飲みますので少しアルコール度数が高めの日本酒(原酒)の方がロック向きといえます。 氷を入れて味やアルコール度数を調節し楽しみながら飲めるからです。 日本酒のラベルに「生原酒」というのを見つけたらぜひ氷を入れて飲んでみてもらいたいです!

ここで生原酒でロックにおすすめな日本酒を5本紹介します。

2-1.ロックのために造られた「梵 氷酒(ロックザケ)薄にごり生原酒」

氷を入れて飲むと最高な日本酒1「梵」

加藤吉平商店が醸す「梵」は、良質な素材と丁寧な造りで品のある味わいで不動の人気を誇る日本酒になります。どのラインナップを飲んでも間違いがなく、日本酒入門者がまず初めの1歩として飲むにふさわしい日本酒といえます。

そんな「梵」から夏用のロック酒専用の日本酒がでています。それがこちらの「梵 氷酒(ロックザケ) 薄にごり生原酒 山田錦 純米大吟醸」です。

アルコール度数は17度、精米歩合35%の純米大吟醸と精米歩合50%の純米大吟醸と2種類の日本酒をブレンドしている超~贅沢品。

しかも酒粕の旨味を残すためにあえて、きれいに濾しすぎず酒粕をほんのり残して絞ってあるあたりが日本酒好きにはたまらなく嬉しい夏限定のレアものです。少し大きめのロック様の氷なんか入れて飲むと最高に幸せな気分にさせてくれそうです。

・蔵元:加藤吉平商店(福井県) 公式ページはこちら→ ・製品:梵 氷酒(ロックザケ) 薄にごり生原酒 山田錦 純米大吟醸 720ml
・価格:1,980円(税込)
購入はこちら→

2-2.奇跡のブレンド「仙禽 HOPE!希望 Assemblage Miracle」

氷を入れて飲むと最高な日本酒2「仙禽」

2020年世界的に広がった新型コロナウィルスの影響で蔵元である「せんきん」さんは3種類の日本酒を絞る タイミングが重なってしまったそうです。通常、1種類ずつ時期をずらして搾って3種類の日本酒を造るのですが今回の緊急事態宣言の影響でそれは叶いませんでした。

しかしそれを前向きに捉え、同時に3種類搾り、そしてその3種類をブレンドした日本酒を造ると決めました。

酒米は有名な「亀ノ尾」「山田錦」「雄町」。それぞれでも充分に深みのある味わいを楽しめる日本酒をブレンドしたのです!とっても贅沢!

ネーミングも実に素敵です。困難に遭ってもそれを前向きに受け止め、そこから何かを造り上げましょう。そういう願いを 込めて「希望」という名前になっています。

アルコール度数は15度、グラスに氷を浮かべながら今は「辛い」けれど「幸せ」はよく見るともう少しだよねと希望を持って前に進んでいく力をもらえそうな日本酒。こちらの商品もレア商品になります。

・蔵元:せんきん(栃木県) 公式ページはこちら→ 
・製品:仙禽 HOPE! 希望 Assemblage Miracle 720ml
・価格:1,801円(税込)
購入はこちら→

2-3.ロック酒といえば「玉川 Ice Breaker 純米吟醸 無濾過生原酒」

氷を入れて飲むと最高な日本酒3 「Ice Breaker」

木下酒造の杜氏は英国人フィリップ・ハーバー氏です。 英語教師として日本に来日し日本酒に出合い酒造メーカーの蔵人として修行を積んだ後、南部杜氏の試験に合格し木下酒造で日本酒造をはじめた方です。

日本人にはない新しい感覚の日本酒も次々と開発し、ワイングラスに氷を入れて飲んで欲しいとオシャレに造られた1本がこの「玉川 Ice Breaker 純米吟醸  無濾過生原酒」です。 

アルコール度数は17度、出来上がりから半年熟成のちに出荷されるので、味わいはまさに濃厚で旨味がギュッと詰まった日本酒です。

暑い夏の時期に氷を入れて爽やかにスッキリと飲みたい時に最高の日本酒です。

・蔵元:木下酒造(京都府) 公式ページはこちら→
・製品:玉川 Ice Breaker 純米吟醸 無濾過生原酒 500ml
・価格:1,210円(税込)
購入はこちら→

2-4.生原酒をロックで贅沢に「大那 特別純米 美山錦 無濾過生原酒」

氷を入れて飲むと最高な日本酒4「大那」

酒米「美山錦」を使用して、スッキリとした味わいの中に生酛造り。しっかりとした酸味やコクが含まれており食事と共に頂く事でその良さがより一層引き立ちます。

こちらもアルコール度数17度と高めの生の原酒になりますので、氷を入れてフレッシュな味わいを楽しめます。

まったりとした甘めの日本酒ではなくサッパリとした味わい、キリッとしまった味わいの日本酒がお好きな方ならはまってしまう 日本酒ではないでしょうか 。

・蔵元:菊の里酒造(栃木県) 公式ページはこちら→ ・製品:大那 特別純米 美山錦 無濾過生原酒 生もと造り 720ml
・価格:1,757 円(税込)
購入はこちら→

2-5.濃醇で力強い味はロック向き「鶴齢 純米吟醸 山田錦50% 生原酒」

氷を入れて飲むと最高な日本酒5「鶴齢」

日本酒好きなら「鶴齢」といえば生原酒という人が多いほど人気の日本酒。

加水しない生原酒ならではのたまらない濃醇な旨味が文句なし、山田錦の持つ酒米の力強さも加わり酒蔵である青木酒造お得意のキレのある日本酒となっています。

つめたく冷やして更に氷を加えてキンキンに冷たくして、ハモやウナギの白焼きなどに合せると最高なひと時を満喫できます。

・蔵元:青木酒造 (新潟県) 公式ページはこちら→ ・製品:鶴齢 純米吟醸 山田錦50% 生原酒 1800ml
・価格:3,850円(税込)
購入はこちら→

3.ロックで飲むならこだわりたいオススメの酒器 

日本酒+氷ならロックグラス

カガミクリスタル(KAGAMI)ロックグラス

日本酒に氷を入れて、オン・ザ・ロックデ楽しむのならグラスにも少しこだわりたいですね。通常のおちょこだと小さいので、氷を入れられるように大きめのグラスをおすすめします。

例えば、シンプルにウイスキーや焼酎をロックで飲むときに使用するようなガラスの「ロックグラス」は最適です。

グラスの口が大きめですから氷も入れやすいですし、見た目も透明感があり爽やかなので夏のおもてなしにもオシャレでピッタリという感じです。

日本酒+氷なら「ブランデーグラス」も良い

東洋佐々木ガラス|ブランデーグラス

また、ブランデーグラスなど脚付きのグラスもコロンとしていて氷と日本酒を入れるのに最適です。脚が付いているので氷が溶けてグラスの周りに水滴が流れてもテーブルを汚してしまうことが少なく、ゆっくりと飲みながら語り合うなんて言うときには持ってこいです。

日本酒「+氷「蕎麦猪口」はピッタリ

蕎麦猪口(そばちょこ)市松

陶器を使った温かみのある和風な器類もセンスがありますね。酒器としては売られていませんが蕎麦猪口だったり、小さ目の抹茶用の茶器等は、趣があって日本酒のロックを造るのに最適です。

日本酒+氷を「抹茶茶碗」で飲む

抹茶茶碗 手のひらサイズ「桜」

自分の好みやその時々の料理に合わせて酒器にもこだわってみると日本酒を飲むことがもっと楽しくなりますよ。ぜひ自分好みの酒器を見つけてみて下さい。

4.日本酒をロックで楽しむなら「氷」にもこだわりを!

日本酒をロックで楽しむ時は、ぜひ氷にもこだわりたいです。スーパーやコンビニでもよいので、市販のロック用氷をおすすめします!

なぜならご家庭で水道水で作る氷より、市販のものは溶けにくいんです。市販の製氷会社が造る氷というのは、専用のろ過装置に水を通した後 マイナス10度の環境でゆっくり凍らせることで密度の濃い、とけにくい氷になります。

氷が違うと同じロック酒を造ったときにも味わいが変わってくるので、ぜひ氷にもこだわってみてください。

まとめ 

日本酒に氷を入れるのは、特に暑い夏はぜひトライしてもらいたい飲み方です。最初の一口は何も入れずに飲んでみて、その後氷を入れてその違いを感じてみてください。

グラスか陶器かなど酒器によっても少し味わいが違ってきますし、入れる氷の違いでも変わってきます。ぜひあなたにとって美味しい飲み方を見つけてみてください!

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