ここ数年、密かに人気があるお酒が「どぶろく」です。近年の麹ブームや甘酒ブームに見られるように美容や健康を気づかう人たちの間で特に人気があります。
本来日本酒造りでは酒粕を取り除く工程がありますが、それをせず白く濁ったままのお酒がどぶろくです。そのため、普通の日本酒よりも栄養が豊富なんです。
どぶろくに多く含まれるコウジ酸は美白効果に期待が持てるといわれたり、健康的な体作りに欠かせない必須アミノ酸がパーフェクトに含まれていたりすることから、健康維持を目指す多くの方々からも広く支持を集めています。
そんな何かと話題のどぶろくですが探してみると意外に種類が豊富でいざ挑戦となったときに何を飲んでよいのか迷う事が多いという声を聞きます。
そこで、そんな方のために今回はおすすめのどぶろくをいくつかご紹介していきます。ぜひ参考になさってください。
1. 初心者にもおすすめ!「甘口で飲みやすい」どぶろく
そこまで日本酒感が強くなく、甘口で初心者にも飲みやすいどぶろくを紹介します。
1-1. どぶろくといえばまずこちら、優しい甘さが心地いい「庭のうぐいす」
「どぶろく」と言えば必ず名前があがってくるくらい有名なのがこちら「庭のうぐいす 手造り鶯印のどぶろく」です。
アルコール度数が6度と低めで甘酸っぱくトロリとした口当たりが女性の間で大人気です。飲むヨーグルトなどという人もいるくい飲みやすいどぶろくとして根強い人気があります。
必須アミノ酸が豊富に含まれているどぶろくですから、疲れがたまったなと感じるときなど冷たく冷やしたこのどぶろくを疲労回復のビタミン剤代わりに飲むという人もいるくらいです。
蔵元:合名会社 山口酒造場 公式ページはこちら→
製品:庭のうぐいす 手造り鶯印のどぶろく 720ml
価格:1,318円(税込)
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1-2. アルコール度数 低めで飲みやすい甘口どぶろく 「天領 どぶろく」
お酒という感じがあまり強くなく甘口でとても飲みやすく造られています。口の中に含むと米の粒感がたまらない旨みとなって癖になりそうな、どぶろくです。
こちらもアルコール度数は9~10度と低めに造られていますので甘酒感覚でいただく事ができ、初心者にもおすすめのどぶろくです。
蔵元:天領酒造(株) 公式ページはこちら→
製品:天領「どぶろく」 640ml
価格:1,234円(税込)
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1-3. ピンク色に染まった甘酸っぱくて優しい味わい「どぶろく 荒城の桜」
大分県竹田市にある森の中の宿「リストランテサリモス」で造られているどぶろく「荒城の桜」です。
この「荒城の桜」の桜色は赤色酵母を使用しているのでこんなにかわいらしい桜色に出来上がるのです。味わいはほんのりと酸味がきいている甘口なので甘酸っぱい果実を食べているかのごとく優しい味わいです。
アルコール度数は8~10度と軽め、女子会の集まりでの手土産に持参したら話題を独り占めしてしまいそうな、ちょっとおしゃれなどぶろくです。
製造:サリモスどぶろく製造所 公式ページはこちら→
製品:どぶろく 「荒城の桜」720ml 【限定生産】
価格:2,200円(税込)
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1-4. 民宿農家つのさんが造る素朴な甘みが魅力「三原村どぶろく 川平郷」
高知県幡多郡三原村は標高120メートルの台地に位置する村です。山から湧き出る清水が豊富で昔から美味しいお米の産地として有名な地域でもあります。
そのおいしいお米を使った濁酒造りもその昔行われていましたが法制度が変わり許可なく酒類製造を行ってはいけなくなり、盛んだった、どぶろく造りも消滅しました。
しかし2005年に伝統を復活させようと村が「どぶろく特区」の申請を行い、許可を得ました。今では7件の農家がどぶろく製造しています。その中の一つが、この三原村の農家食堂 つの が造る「三原村どぶろく 川平郷」です。
女主人である、つのさんが一つ一つ丹精込めた手造りで昔ながらの味わいのどぶろくを大切に造っており、その温かみのある素朴な甘口の味わいはまさにお袋の味といえるのではないでしょうか。
製造:三原村の「農家食堂 つの」
製品:三原村どぶろく 川平郷 720ml
価格:1,690円(税込)
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2. 口の中ではじけるフレッシュさが楽しめる「発泡タイプ」のどぶろく
しゅわっとするどぶろくもあります。乾杯にもおすすめですよ!
2-1. シュワシュワと口の中ではじける飲み心地が癖になる「とおの どぶろく生もと」
民話の里で知られる岩手県遠野、その遠野どぶろく特別区で「とおの屋 要」のご主人佐々木 要太郎さんとお隣の敷地で民宿を営まれているご家族が造るどぶろくです。
「とおの どぶろく生もと」は、生の活性どぶろくになります。注意書きに「開栓時は噴き出る恐れがあるので気を付けて下さい」となっており開栓してしばらくは元気で活発な酵母の働きにより吹き出す泡が落ち着くまでしばしの我慢が必要です。
口の中に含むとそのプチプチとした発砲感があり、生タイプ特有の酵母が生きてる感じが直に伝わってきて野性味のあるワイルドな飲み口がたまりません。
製造:とおの屋 要 公式ページはこちら→
製品:とおの どぶろく生もと 720ml
価格:3,780円(税込)
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2-2. 島根県産コシヒカリで造るこだわりの「奥出雲 D-269(どぶろく)」
使われている米はコシヒカリ、発酵過程でできる炭酸ガスを閉じ込めているのでこちらのどぶろくも開栓時に注意が必要です。
アルコール度数は10度と低めで甘口の飲みやすいタイプのどぶろくとなります。発泡性があるので甘口でもさっぱりといただくことができるので発泡感のあるどぶろくが飲んでみたいけれどアルコール度数は控え目な方がいいという方向けのどぶろくです。
製造:奥出雲酒造(株) 公式ページはこちら→
製品:奥出雲 D-269 700ml
価格:3,780円(税込)
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3. 落ち着いた味わいが持ち味の「火入れタイプ」のどぶろく
フレッシュというより、まろやかなお酒が好きな方はぜひ火入れタイプのどぶろくも試してみてほしいです。
3-1. コクのある飲み心地でもすっきり飲める「雪化粧 白どぶ 無濾過火入」
酒田発酵の「雪化粧 白どぶ」です。「吟醸酒の様などぶろくを目指している」と話すこの「雪化粧 白どぶ」は、特殊な方法で上澄みを多くしています。
そのためお酒の中の酒粕が少なめでドロリと濃厚な口当たりというよりは、サラリとした口当たりで飲めるどぶろくです。
火入れをしているのですが昔ながらの伝統的な製法にこだわって造られているため若干発泡性があります。口の中でぷちっとはじける感じが新鮮です。
蔵元:酒田醗酵㈱ 公式ページはこちら→
製品:雪化粧 白どぶ 無濾過火入 720ml
価格:1,850円(税込)
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3-2. とろりと濃厚な旨みたっぷり「ひとめぼれ 黒どぶ 無濾過火入」
こちらは同じ酒田発酵の「ひとめぼれ 黒どぶ」になります。「雪化粧 白どぶ」がスッキリ頂けるどぶろくとしたら、黒どぶのほうは、比較すると少し濃厚で甘味やとろみもストロングといったところでしょうか。
本格的な少し濃厚などぶろくが飲んでみたいという方にはぴったりだと思います。「TOKYOどぶろくフェスタ2012」にて最優秀大賞を受賞した、揺るぎない確かな本格どぶろくのお味です
蔵元:酒田醗酵㈱ 公式ページはこちら→
製品:ひとめぼれ 黒どぶ 無濾過火入 720ml
価格:1,850円(税込)
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3-3. こだわりの新潟県産コシヒカリで造る、甘口タイプで飲みやすい「牧の初雪 」
こちらのどぶろくは甘口タイプです。新潟県上越産の特別栽培米のコシヒカリを使用して造られています。
良質な米を使用することでしつこくない上品な甘味として表現されており、かつ火入れしてあることでまろやかな旨みも加わり、発泡タイプの生酒どぶろくのワイルドな味わいとはひと味違う落ち着いたソフト口あたりが魅力です。
蔵元:農家民宿どぶろく荘 公式ページはこちら→
製品:どぶろく牧の初雪 720ml
価格:1,860円(税込)
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3-4. 甘みと酸味のバランスがほどよい濃厚タイプ「國盛 純米どぶろく」
とろっとした口あたりと濃厚な味わいが特徴のこちら「國盛 純米どぶろく 」です。
濃厚なのですが酸味が少しあることから爽やかに飲めるのがこのどぶろくの良さです。アルコール度数は14度と高めです。
濃厚などぶろくの特徴を生かして氷を入れてロックで飲んでみる。または、炭酸で割って飲んでも爽やか感がましておすすめです。
蔵元:中埜酒造(株) 公式ページはこちら→
製品:國盛 純米どぶろく 720ml
価格:1,620円(税込)
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まとめ
ここまで、おすすめのどぶろくを、「味わい別」にご紹介して参りました。
どぶろくに初めて挑戦するという方も、どぶろくは、結構飲んでいるという方まで、それぞれが楽しんでいただける、どぶろくが見つかったのではないでしょうか。
皆様のどぶろく選びの参考になったら幸いです。
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