熱燗のおすすめはこれ!コンビニお手頃銘柄と蔵元こだわり銘柄12選

酒

少し冷え込むそんな日には、温かい熱燗はいかがでしょうか。

ではどんな日本酒が熱燗に向いているのででしょうか?

一般的には香り華やかな「吟醸酒」より「純米酒」「本醸造酒」のような米本来の味がしっかりしているものほうが向いていると言われてます。
米本来のうまみがしっかり感じられるので、温めるとより味わい深くなります。

この記事では、日本酒ソムリエから教えてもらった「熱燗におすすめの日本酒」を実際に飲んでみて、美味しかった12種類をご紹介します。

スーパー、コンビニで購入できる手頃なタイプから酒販店で購入できる蔵元こだわりの日本酒まで熱燗におすすめの日本酒をご紹介していきます。

1. [手軽にコンビニで買える]熱燗におすすめの日本酒

1-1. ふなぐち菊水 一番しぼり

1972年日本で初めて缶入り生原酒の商品化を成功させたのがこちら「ふなぐち 菊水一番しぼり」になります。

しぼったままの生原酒で酒本来の味わいを詰めた缶酒の中で飛び抜けておいしいです

缶酒なので通常は冷やして飲むか、ロックがおすすめなのですが、冬は熱燗でつけて少し冷まして「燗冷まし」で飲むことで芳醇な米の甘みが口の中に広がります。

少し甘めの印象があったので、甘めの日本酒が好きな方には特にオススメです。

蔵元:菊水酒造㈱(新潟県) 公式ページはこちら→
製品:ふなぐち菊水一番しぼり 200ml
価格:286円(税込)
購入はこちら→ 

1-2. 日本盛「燗酒180mlボトル缶」

飲みたいと思った時に気軽に燗酒が楽しめる事をコンセプトに開発された「日本盛 燗酒 ボトル缶」

酒類総合研究所と共同研究で缶に詰めた時の日本酒の色やにおいの問題を解決するための酵母選びが一番難しかったという。構想から販売まで実に6年の歳月を費やして開発されたこのボトル缶酒は、駅の売店やコンビニで加温販売されている。

寒い冬の晩酌にコンビニでおでんを調達するときに一緒に購入し自宅で手軽に楽しめるおススメ品です。

蔵元:日本盛㈱(兵庫県) 公式ページはこちら→
製品:日本盛 燗酒 ボトル缶 180ml
価格:240円(税込)
購入はこちら→

2. [蔵元こだわり]熱燗におすすめの日本酒

2-1. 神亀「ひこ孫」

神亀酒造のこだわりは純米酒。蔵の酒全てを純米酒で製造している神亀酒造の「ひこ孫 純米」は3年以上の熟成期間を経て出荷される手の込んだ一品です。

やはり飲むなら断然、熱燗にして飲むのが一番のおすすめ。常温よりもまろやかで優しい味わいになります。燗冷ましでも味が落ちないところもうれしいです。

また、意外かもしれませんが熟成された良質の日本酒は、濃厚タイプの食事とも相性がいいものなのです。煮込みハンバーグやビーフシチューと言ったデミグラスソース系と合わせて見ても美味です。

蔵元:神亀酒造㈱(埼玉県) 公式ページはこちら→
製品:ひこ孫 純米清酒 720ml
価格:1.836円(税込)
購入はこちら→ 

2-2. 花泉 本醸造辛口

福島県にある花泉酒造のこだわりは全銘柄を「もち米四段仕込み」で製造しています。通常の日本酒造りが三段仕込みで行われるところもう一工程増やし手間をかける製法です。

最後の工程で使うのがもち米です。もち米を使うことによりすっきりとしながらも優しい旨みとコクを持つ、花泉ならではの味わいを生みます。

こちらは純米酒ではなく本醸造酒です。

本来、本醸造酒だと、中には鼻にツンときて飲みづらいものもありますが、こちらは本醸造ながら純米と思わすような米の甘みとコク。

手間暇惜しまず手作りで行う酒造りから生まれる味わいなのだと感じさせる一本です。

熱燗で飲むと優しい甘みが心をなごませ、少し冷めた燗冷ましになっても美味しさが変わらず続くのも魅力です。

蔵元:花泉酒造合名会社(福島県) 公式ページはこちら→
製品:花泉 本醸造辛口 1800ml
価格:2.356円(税込)
購入はこちら→

2-3. 惣誉  生もと仕込  特別純米

昔ながらの製法、生酛造りにこだわり、米は特A地区の山田錦にこだわる老舗酒蔵が惣誉酒造です。伝統製法を守りながらも現代的吟醸造りを目指すこの蔵元が醸すのが「惣誉 生もと仕込 特別純米」です。

生酛造りならではのしっかりとした酸味とともに、純米が生み出す密度の高い旨みが特徴です。
特有の甘みと旨み、 そして 生酛特有の酸味が混ざり合い、コクの感じられる一本となります。

燗につけても生酛特有の重々しい感じはなくエレガントでおしゃれな燗酒になります。

蔵元:惣誉酒造㈱(栃木県) 公式ページはこちら→
製品:惣誉 生もと仕込 特別純米 1800ml
価格:3.078円(税込)
購入はこちら→

2-4. 七本鎗 低精白 純米80% 火入れ

冨田酒造の酒造りの中心には「食事中に合う、米の旨み、穀物感のあるお酒」と言う考え方がある。

酒米に並々ならぬこだわりがある若き15代目、蔵元の冨田泰伸さんは食事と相性が良いと思った玉栄を中心に穀物感のある骨太な純米酒 造りを目指している。

そんな冨田酒造の看板酒がこちら「七本鎗 低精白 純米80% 火入れ」です。コクがありガツンと骨太で飲みごたえたっぷりな一本。燗酒にすると深みが増し広がる味わいです。

蔵元:冨田酒造㈲(滋賀県) 公式ページはこちら→
製品:七本鎗 低精白 純米80% 火入れ 1800ml
価格:2.916円(税込)
購入はこちら→ 

2-5. 会津娘 純米酒

明治18年の創業以来伝統製法を守り続けている高橋庄作酒造店の看板商品である「会津娘」は地元福島を中心に根強い人気を得ている。

「土産土法」が信条で自ら栽培する会津産の有機酒米を使用し米本来の旨みを存分に引き出す酒造りに励んでいる。非常にシンプルでいくら飲んでも飲み飽きない素朴な味わいが魅力で日常酒としておすすめの純米酒となっている。熱燗でつけるとまろやかな味わいで楽しめる、

蔵元:高橋庄作酒造店(福島県) 公式ページはこちら→
製品:会津娘 純米酒 720ml
価格:1.350円(税込)
購入はこちら→

2-6. 特別純米酒 生一本(きいっぽん) 浦霞

2018年度の全国燗酒コンテストでプレミアム燗酒部門 金賞を受賞している佐浦の特別純米酒 生一本(きいっぽん) 浦霞です。また、2018年秋季全国酒類コンクール純米酒部門 第1位など、その他多数のコンテストを総なめにしている日本酒。

宮城県産のササニシキを使用し1849年の創業以来南部杜氏による手造りの伝統を生かした酒造りが行われている蔵元です。品格のある酒造り、最高品質を目指してこだわる造りは「量より質の追求」と言う信念を持っています。

燗にすると味わいが引き締まりきりっとした辛口に変わる印象。米の旨みがふくよかに広がり酸味とのバランスが丁度よくなる。

蔵元:㈱佐浦(宮城県) 公式ページはこちら→
製品:特別純米酒 生一本(きいっぽん) 浦霞 720ml
価格:1.400円(税込)
購入はこちら→

2-7. 乾坤一 特別純米 辛口

大沼商店は震災で大きな被害を受けた酒蔵である。しかし品質を落とすことなく伝統の製法を崩すことなく酒造りを続けるその姿に高い評価を得ている。

その大沼商店の代表銘柄が「乾坤一」です。手作りで麹造りを行い丹念に仕上げる日本酒は高品質でファンも多い。使っている酒米はササニシキ、蔵王山系の伏流水を使用して醸すその味わいは、ササニシキの持つ旨味が見事に調和され優しく、柔らかく食事と一緒がピッタリの純米酒です。

蔵元:大沼酒造店(宮城県) 宮城酒造組合公式ページはこちら→
製品:乾坤一 特別純米 辛口 1800ml
価格:2.700円(税込)
購入はこちら→

2-8. 雪の茅舎 秘伝山廃

全国新酒鑑評会で通算16回も金賞を受賞しているこちら齋弥酒造店が醸す「雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸」となります。

蔵人自ら、地元農家さんと契約して、酒造好適米「秋田酒こまち」を栽培し、自家培養酵母を使用し他では出せないオリジナルな味を追求しています。

こちらは純米酒ではないですが、山廃も米の味がしっかりしているものなので燗酒に適しています。

山廃独特の米の旨みが生きている力強い味わいではありますが、くせがなく重たい印象は感じられません。軽い飲み口に仕上がっており、熱燗だとより一層この酒の旨みが引き立ちます。

蔵元: ()齋弥酒造店(青森県) 公式ページはこちら→
製品:雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸 720ml
価格:1.836円(税込)
購入はこちら→ 

2-9. 悦 凱陣 手造り 純米酒

香川県金毘羅宮へ続く参道の一角にあり、江戸末期に勤王の志士が出入りしていたという蔵元で、高杉晋作、桂小五郎も飲んだのが「悦 凱陣」です。

酒米には香川県で栽培されているオオセトを使用しており、まろやかな芳香ですっきりとしたキレもあり、飲み飽きしない日本酒です。

昭和39年頃から全国の酒造メーカーでは機械を導入して大量生産の酒を造るのが主流となっていたが頑なに手作りにこだわり現在もその製法を守り抜いている。「酒は生き物、つくるのではなく育てるもの」と言うのが信条。

力強さとボリューム感がこの日本酒の特徴で熱燗向きの日本酒となります。

蔵元:㈲丸尾本店(香川県)
製品:悦 凱陣 手造り 純米酒 1800ml
価格:2.970円(税込)
購入はこちら

2-10. 司牡丹・船中八策

キレの良い極辛口の酒が多いことで有名な高知県。その高知県で徳川家康が江戸幕府を開府した慶長8年(1603年)から酒蔵を営んできた司牡丹酒造が醸し出す看板酒がこちらの「司牡丹・船中八策」です。

食事の時に飲む食中酒として何に合わせても合わせやすいのですが、キレのある辛口らしく魚介類と合わせて飲むといっそうその良さがわかる。司牡丹の竹村社長の話だと「カツオにはこの酒が最高」だと語るファンが少なくないのだとか。

冷やしても常温でも美味しいですがやはり一番のおすすめは、熱燗だろう。寒い夜に体の芯まで染みる熱燗をぜひ飲んでいただきたい。

蔵元:司牡丹酒造㈱(高知県)公式ページはこちら→

製品:「司牡丹・船中八策(超辛口・純米酒)」 720ml

価格:1.501円(税込)

購入はこちら→ 

まとめ

ここまで日本酒の熱燗についてのお話しをしてまいりました。

一般的に熱燗におすすめとされる日本酒はどっしりコクのある純米が合うとされています。今回ご紹介した日本酒もどれも熱燗に最適で飲んでみると心和む美味しさです。

今まで熱燗はちょっと苦手だと敬遠なさっていた方にも熱燗は飲みやすくて体に優しい飲み方なのだということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

この記事が皆様のお役に立てたのなら幸いです。

コメント