日本酒化粧水の3大美肌効果とは?肌タイプ別おすすめ市販化粧水5種

「自分に合っている化粧水が見つからない」
「肌のくすみや乾燥をなんとかして、若々しい肌を保ちたい」

そんなお肌の悩み解消にも、日本酒化粧水が効果を発揮します。
日本酒はお米を発酵させて造るため、自然由来の美容成分が豊富に含まれていると注目されているのです。

近頃は、日本酒をスキンケアに取り入れたり、入浴剤として使用する方が増えていて、美白や保湿の効果が高く、ニキビや肌荒れ改善にも効果があることが徐々に周知されています。
あなたの周りに居る、お肌が透きとおるように美しい方も、もしかしたら日本酒化粧水などのスキンケアを取り入れているかもしれません。

今回は、日本酒化粧水の美肌成分、効果を紹介するほか、市販の日本酒化粧水の中から肌タイプ別おすすめの5品と、自宅でカンタンに自作の日本酒化粧水を作る方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

1. 女性におすすめな日本酒化粧水の3大効果

「日本酒の酒造で働く杜氏や女将の肌が白く透きとおるように美しい」という話は有名です。
日本酒には保湿や美白を促す成分が豊富に含まれているから、日本酒造りに携わる人はその恩恵を自然と受けているのです。
そんな日本酒がもつ3つの美肌効果を紹介します。

1-1. 美白効果

美肌効果
コウジ酸で黄ぐすみ改善
 日本酒に含まれるコウジ酸により、高い美白の効果を得られます。コウジ酸は、メラニン色素の生成を抑え、黄ぐすみになった肌に透明感を与えます。

アルブチンでシミを除去
 アルブチンは美白化粧水に必ずと言って良いほど使われている成分。アルブチンはメラニン合成に関わるチロシナーゼに直接作用し、メラニンの生成を防ぎます。
メラニンは言わずと知れた肌を黒くする色素で、本来は肌を守る役割を果たしますが、過剰な生成により肌のくすみやシミの原因になります。美白のためにはアルブチンなどメラニンを抑制する成分でコントロールする必要があるのです。

フルーツ酸のピーリング効果で黒ずみを改善
 日本酒に含まれるフルーツ酸は、ピーリング剤にも使われる天然成分です。古い角質を溶かすはたらきにより、美容成分をしっかり浸透させるチカラがあります。
また、肌の表皮の新陳代謝、つまりターンオーバーを促進してくれるので、肌の黒ずみやザラつきも改善し、ツルツルのお肌に生まれかわる手助けをしてくれます。

1-2. 保湿効果

保湿効果
日本酒は保湿効果がバツグン。なぜなら、日本酒には、20種類以上もの豊富なアミノ酸が含まれているからです。

アミノ酸には、お肌を潤しキメを整える効果があります。特に、私たちの肌(角質層)で潤いを保ってくれる天然保湿因子のアミノ酸「セリン」が、日本酒に多く含まれているため、肌表面に沢山の潤いをもたらしてくれるのです。
また、日本酒などの発酵食品に含まれる「αGG」は、ヒアルロン酸とコラーゲンを作り出す酵素を活性化させる成分です。高い保湿効果を肌へと与え、弾力あるみずみずしい肌に導きます

1-3. アンチエイジング効果

日本酒に含まれるフェルラ酸はポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。さらに、コウジ酸にも活性酸素をの産生を抑える力があるため、ダブルでアンチエイジング効果を得られます
お肌のシミやたるみの原因となる活性酸素を除去。活性酸素によるコラーゲンの破壊を食い止め、シワやたるみを防ぎます。
また、活性酸素はメラニンを生成するためシミやそばかす、くすみの原因になりますが、そんなメラニンの生成を防ぐ効果もあります。

2.【肌タイプ別】市販の日本酒化粧水5つのご紹介

最近では、日本酒をベースにした化粧水がたくさん販売されています。
人気の高い化粧水から、注目株の化粧水まで、ぜひ一度使って頂きたいおすすめ日本酒化粧水を肌タイプ別でご紹介します。「効果・口コミ・コスパ」の観点から5つの化粧水を厳選しました。

2-1. 保湿成分たっぷりで乾燥肌の方にオススメ!菊正宗「日本酒の化粧水」

菊正宗日本酒の化粧水
参考価格:799円(税込)
内容量:500ml

日本酒のスキンケア商品として、最も有名で口コミ評価が高い「菊正宗 日本酒の化粧水」です。1本に日本酒1升分の主要アミノ酸を濃縮、高い保湿力を発揮し、なめらかな素肌に保ちます。

<商品の特徴>
・甘くやさしい日本酒の香り
・べたつかない
・プラセンタエキス配合で更に保湿力アップ
・無着色、無香料、無鉱物油
・大容量でたっぷり使える
・お手頃価格(コスパが高い)
・乳液、クレンジング、洗顔料などラインナップ多数有り

<公式販売ページ>
https://www.kikumasamune.shop/fs/kikumasamune/cosmeandbath/nkl40

2-2. 無着色・合成香料フリーで敏感肌の方にオススメ!会津ほまれ「日本酒で作られた化粧水」

会津ほまれ化粧水
参考価格:1,080円(税込)
内容量:200ml

酒蔵の女将が秘伝のレシピをもとに開発。1本に美肌成分を凝縮、日本酒をベースにラベンダー精油や植物エキスなど、厳選した成分がたっぷり配合されています。

<商品の特徴>
・厳選ラベンダー精油が肌荒れにアプローチ
・3種の植物エキス配合(ユキノシタ・ソウハクヒ・ボタンピ)でキメを整える
・ビタミンC誘導体配合で浸透力アップ
・ユズセラミド*2、尿素で肌へ潤いを与える
・無着色、合成香料フリー、鉱物油・動物油無配合、パラベンフリー

<公式販売ページ>
https://www.aizuhomare.jp/cosme

2-3. 消炎効果の成分含有でニキビにお悩みの方にオススメ!「日本酒のたっぷり保湿化粧水」

日本酒の化粧水
参考価格:864円(税込)
内容量:550ml

全身にも惜しみなく使えるほど大容量の日本酒化粧水です。オーガニックのカミツレ花エキスが配合されていて、ニキビなどの肌トラブルにも効果が期待できます。

<商品の特徴>
・大容量でたっぷり使える
・お手頃価格
・オーガニックのカミツレ花エキス配合、ニキビ、皮膚炎から肌を守る
・無香料、無着色、弱酸性、無鉱物油、アルコールフリー

<公式販売ページ>
http://shop.nihonsakari.co.jp/shop/g/g05706-0-0/

2-4. クエン酸含有でくすみ肌に悩む方にオススメ!「ダイソー 酒しずく」

ダイソー酒しずく
参考価格:108円(税込)
内容量:200ml

コスパが高いと巷で話題になったダイソーの「酒しずく」は、コメ発酵エキスとクエン酸のはたらきで、くすみがちなお肌を明るくし、美白にアプローチします。磨き上げた米と天然水で作られた日本製の化粧水だから、安心してたっぷり使えますね。

<商品の特徴>
・日本酒の香りでリラックス効果
・さらっとしたテクスチャ
・天然水使用
・コスパ最強

2-5. サッパリした使い心地でオイリー肌の方にオススメ!「日本酒と米セラミドの潤い化粧水」

ダイソーセラミド化粧水
参考価格:108円(税込)
内容量:120ml

ダイソーの100円商品「日本酒と米セラミドの潤い化粧水」は、高保湿なのにサッパリした使い心地がおすすめポイント。
ベタつきがちなオイリー肌にもサラッとした潤いを与えます。こちらも日本製で、使用しているのは熊本県産の日本酒です。

<商品の特徴>
・サッパリとしたつけ心地
・米セラミド配合で保湿効果アップ
・無香料・合成着色料フリー
・プチプラ

3. 自宅でできる日本酒化粧水の作り方

日本酒は昔から肌に高い美容効果を与えると認知されています。様々な化粧水が入手できる現代でも、そのまま肌に塗って化粧水がわりに使用している方もいらっしゃいます。
市販の日本酒化粧水も気になりますが、もっと手軽に、自分に合った化粧水を使いたい。そんな方には、日本酒を使った手作り化粧水をおすすめします。

3-1. 材料は3つ(日本酒・精製水・グリセリン)

材料(約100mlの化粧水をつくる場合)
・日本酒(純米酒):30ml~50ml(全体量の3分の1~半量)
・精製水:50ml〜70ml (全体の半量〜3分の2程度)
・グリセリン:数滴

用意するもの
・ボトル(化粧水用容器)
・軽量カップ

精製水やグリセリンは、ドラッグストアや薬局で簡単に入手できます。価格も手頃で、2つ揃えてもワンコイン程度。
グリセリンは保湿成分で、より保湿力を高めるために使用します。

自作化粧水に使用する日本酒は、純米酒を選びましょう。ラベルに記載されている原材料名が、米と米麹のみのものが純米酒です。
吟醸酒や醸造酒でも問題ありませんが、純米酒は醸造アルコール無添加で、アミノ酸が豊富なことから自作化粧水に最適なのです。

3-2. 3ステップでできる日本酒化粧水の作成手順

材料や容器を準備したら、あとは下記の手順で混ぜ合わせるだけです。

1. 清潔な容器に日本酒を全体の3分の1~半量入れる
2. 精製水を全体の半量〜3分の2程度入れる
 (精製水がない場合ミネラルウォーターでもOK)
3. グリセリンを数滴たらす

これで完成です。3ステップで簡単に自作できる手軽さが嬉しいですね。

3-3. 保存は冷蔵庫で2週間まで

冷蔵庫に保存し、1週間~2週間を目安に使い切るようにしましょう。防腐剤などの添加物が入っていない分、雑菌などが繁殖しやすい点に注意します。

3-4. 日本酒の香りが苦手でも大丈夫!加熱しても有効成分はそのまま

日本酒の香りやアルコールのにおいが気になる方は、化粧水の材料を混ぜ合わせる前に、日本酒を3分ほど加熱しアルコールを飛ばして下さい。
加熱しても日本酒の有効成分はそのままで、美肌効果が劣ることはありません。

3-5.ハーブを漬け込んでさらに美肌効果アップ

あらかじめ日本酒にハーブを漬け込んでおき(冷蔵庫で1週間ほど寝かせます)、精製水とグリセリンでつくるのもおすすめです。
特におすすめなのは、美白効果が高いカモミールを漬け込んだ化粧水。炎症を抑える効果もあり、湿疹、アトピー性皮膚炎などにも有効です。

まとめ

ここまで、日本酒に含まれる美容成分や、おすすめの化粧水、自宅でできる自作の日本酒化粧水の作り方を紹介して参りましたが、いかがでしたか。
日本酒の化粧水を使うと得られる、高い美白効果、保湿効果、アンチエイジング効果について、しっかりお伝えできていれば幸いです。その高い美肌の効果をぜひ、あなたのお肌で実感して下さい。

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