もうすぐ父の日。
お父さんから「これは!」と心から喜ばれるような日本酒を贈りたい。
そう考えていませんか?
とはいえ、日本酒はたくさん種類があって、贈り物としてどんぴしゃな日本酒を探すのはちょっと困難です。
私自身、自分の父や祖父へだったりパートナーのお父様だったりに日本酒を贈る際に毎回悩んでいました。
甘い系、フルーティー系、熱燗が旨い系…などなど、細かいレベルでお父さんの好みを知っていれば簡単かもしれないですが、そんなに改まって聞くこともないですよね。
せっかくの贈り物なのでサプライズにしたいし、いつも飲んでいるような日本酒より少しは特別感がほしい。
そこで、これまで日本酒をいくつも贈ってきた経験から、「これは喜ばれやすい!」という日本酒の選び方を紹介していきます。
<父の日に喜ばれやすい日本酒>
・誰もが知ってる有名銘柄
・飲み疲れない食中酒
・スペシャル感のある木箱入り
父の日の日本酒選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
1.誰もが知ってる有名銘柄なら喜ばれやすい
有名銘柄であれば信頼ある日本酒として喜ばれやすいです。知る人ぞ知る日本酒を贈るのも良いですが、それだと「その日本酒がどうすごいか」をまず説明しないといけません。そこまで日本酒に詳しくないお父さんに贈るなら、有名銘柄のほうがパッと見てすぐに喜んでくれます。安心感もありますしね。
特に贈り物としておすすめなのは、有名銘柄の上ランクのボトルや飲み比べセットです。少しお高めだけど有名銘柄「あの有名な○○の上位ランク」だと言われれば誰もがテンション上がるはず。もしくは贅沢に飲み比べセットだと特別感が出てきます。
例えばこういったものです。
1-1.超有名「獺祭」の二割三分飲み比べ3本セット
画像:旭酒造公式ページより
言わずとしれた獺祭(だっさい)は、日本酒に詳しくない方でも「知ってる!」とよく言ってもらえる銘柄です。
飲み比べセットの中でも、「おためしセット」と呼ばれる獺祭の磨き二割三分、磨き三割九分、純米大吟醸45の精米の違いを楽しめる飲み比べセットは多くの方が知っているのではないでしょうか?
ただ、私はあえて父の日には最高級ランクを飲み比べできる「二割三分の飲み比べセット」をおすすめします。獺祭の中でも技術が光る「純米大吟醸二割三分」、同じ精米歩合なのに製法が絶妙に違う3種類を飲み比べできるんです。これは贅沢。そして価格も6千円ちょっとで特別感ある贈り物としてちょうどよいです。
私は逆に父からこのセットをいただいたことがありますが(笑)、この特別感ある飲み比べセットはテンションがあがりました!普段私はあまり獺祭は飲まないのですが、それでもうれしかったです。
・蔵元:旭酒造(株)(山口県)公式ページはこちら→
・製品:磨き二割三分おためしセット
・価格:6,215円 (税込)
・購入はこちら→
1-2.言わずと知れた銘酒「越乃寒梅」飲み比べセット
越乃寒梅(こしのかんばい)は新潟のお酒として誰もが知ってる有名銘柄ですね。中でもワンランク上の越乃寒梅最高峰の「大吟醸 超特撰」と「純米大吟醸 金無垢」のセットがこちら。
精米歩合30%まで磨いた上位等級の山田錦を使用した「大吟醸 超特撰」と、同じく山田錦を精米歩合35%まで磨いた「純米大吟醸 金無垢」。舌にのせるとトロリととろけるような円やかな感じと、リンゴや桃の様なほのかな甘い香りも感じられとても品のある日本酒です。
・蔵元:石本酒造(株)(新潟県)公式ページはこちら→
・製品:越乃寒梅「 超特撰・金無垢」720ml 各1本 贈答箱入り
・価格:12,419円(税込)
・購入はこちら→
1-3.キングオブ八海山「大吟醸 八海山」
画像:八海醸造公式ページより
八海山(はっかいさん)も多くの人が知っているはず。父の日の特別なお贈り物として贈るのなら、八海山の中でも銘品と名高いキングオブ八海山「大吟醸 八海山」がオススメです。
こちらは軽く冷やして飲むのがおすすめです。実際いつも燗酒ばかりのお父さんにも喜ばれた一本です。
・蔵元:八海醸造 (株)(新潟県)公式ページはこちら→
・製品:八海山 大吟醸 720ml
・価格:4,656円(税込)
・購入はこちら→
1-4.スッキリきれい系の有名銘柄「久保田」飲み比べセット
画像:朝日酒造公式ページより
久保田は淡麗辛口の代表銘柄。さらりとスッキリきれいな口当たりの日本酒が好き、という方々に人気ですね。
その久保田の最高峰と言われる「萬寿(まんじゅ)純米大吟醸」、定番の「百寿(ひゃくじゅ)特別本醸造」、料理に合わせやすい「千寿(せんじゅ)吟醸」など、久保田の味わいがひととおり楽しめる300mlの飲みきりサイズを5種詰め合わせたギフトセットです。
・蔵元:朝日酒造 (株)(新潟県)公式ページはこちら→
・製品:久保田 300ml 5本セット
・価格:6,600円(税込)
・購入はこちら→
2.クセがなく飲み疲れない食中酒
日本酒は基本的にどれも食事に合うものなのですが、特に「食中酒」と呼ばれているお酒は「クセがない」「飲みやすい」「飲み疲れしない」というものが多いです。
「お父さんの好きな味わいがわからない」と悩んでいる方は、食中酒を贈るのをおすすめします。食事にも合わせやすく普段の食卓にも重宝しますよ。
酒屋さんでも「食中酒を探している」といえば提案してくれるはずです。
2-1.究極の食中酒として名高い「伯楽星 特別純米」
画像:新澤酒造店公式ページより
「食中酒」といわれて必ず一番に名前が挙がるのが、こちらの「伯楽星(はくらくせい)特別純米」。「究極の食中酒」を目指す酒蔵が作る日本酒で、本当にずっと飲み飽きしない味わいです。
クセが全くなく、気付いたら水のように飲み干してしまうことがあるので危険なお酒とも言えますが(笑)、誰もが飲みやすいと思う一本だと思います。特に食事と合わせると本領発揮して、料理に合わせて旨味や甘味が冴えてきます。
・蔵元:新澤酒造店(宮城県)公式ページはこちら→
・製品:伯楽星 特別純米 720ml
・価格:1,320円(税込)
・購入はこちら→
2-2.熱燗好きのお父さんにはコレ「山形正宗 純米」
山形県の酒米でできた純米酒が「山形正宗(やまがたまさむね)純米」です。開栓するとほのかなバナナのような香りがして爽やかです。米のしっかりとした旨味と最後にのどを通るキレ、食材の後味をきれいに洗ってくれる感じがまさに「食中酒」と言えます。
冷酒で飲んでも良いのですがおススメは「燗酒」です。切れも良くなり、米の旨味が膨らんでくる感じがします。温めることで合わせる食事の幅が広がり、刺身だけでなく、アナゴやエビの天ぷら、牛タンなどの肉料理に合わせても美味。
・蔵元:㈱水戸部酒造(山形県)公式ページはこちら→
・製品:山形正宗 純米 1800ml
・価格:2,970円(税込)
・購入はこちら→
2-3.フルーティーできれいな味わい「飛露喜 特別純米酒」
画像:京の源氏蔵楽天市場より
飛露喜(ひろき)特別純米は、米の旨味が程よく感じられ、香りもフルーティーで楽しめます。フルーティーで有名な銘柄の一つに十四代がありますが、「十四代よりこっちが好き!」というのも良く聞きますね。
苦味と酸のバランスが良く後味がスッキリしているので「濃厚だけどきれいな味わい」という印象。
食中酒なのですが、脇役にあらず主役にもなれそうな存在感のある日本酒。チキンのソテーやイカのバターソテーなど、こってり系の総菜などとも相性が良いです!
・蔵元:廣木酒造本店(福島県)紹介ページはこちら→
・製品:飛露喜 特別純米 1800ml
・価格:8,980円(税込)
・購入はこちら→
2-4.常温で何杯でも飲めてしまう「雨後の月 特別純米」
画像:佐野屋 楽天市場店より
こちらの「雨後の月(うごのつき)特別純米」は、そのまろやかさと爽やかさがすごい。口当たりが優しいので飲みやすく、軽い酸味が爽やかなのでどんどん飲み進めたくなります。
軽く冷やすか、常温でいただいてもおいしいです。冷やした場合は、薄いガラスのグラスなどに注いでいただく方が甘味を感じやすいので一度試してみてください。
・蔵元:相原酒造(株)(広島県)公式ページはこちら→
・製品:雨後の月特別純米酒 1800ml
・価格:2,640円(税込)
・購入はこちら→
2-5.常備しておきたい全く飽きのこない「廣戸川 特別純米」
画像:松崎酒造公式ページより
落ち着いた味わいで飲み飽きしない「廣戸川(ひろとがわ)特別純米」。毎日飲んでも飽きがこないといわれ、年間とおして常備しておきたくなります。
夏は冷酒で、春・秋は常温、冬はぬる燗でじんわりといただくのもおすすめです。
・蔵元:松崎酒造(株)(福島県)公式ページはこちら→
・製品:廣戸川 特別純米 720ml
・価格:1,375円(税込)
・購入はこちら→
3.「木箱入り」では特別な感謝の気持ちを伝える
特別な感謝の気持ちを形に表すなら、高級感がある「木箱入り」もおすすめ。
パッと見て「あぁ~すごいものをもらった」という感じがしますし、このプレゼントは特別なんですという感じも伝わります。
酒屋さんでよく聞くのは、「木箱入りの日本酒は、その酒蔵の自信の表れ」ということ。つまり自信作が多いので、贈り物として選んでほぼ間違いないかと思います。
3-1.限定1,700本シリアルナンバー入りの究極の一本「至極の花垣」
酒米の王様「山田錦」を超える酒米を作りたいと、8年がかりで福井県が開発した酒米が「さかほまれ」なのですが、その「さかほまれ」に39%の磨きをかけて仕上げたものがこちらの「至極の花垣(しごくのはながき)」。
気品のある味わいで、スペシャル感は十分です。英国ロンドンで開かれた「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2021」純米大吟醸酒の部にて「金賞」を受賞もしている世界的に認められた一本です。
限定1,700本で通し番号付きの木箱入り。こんなに特別感がある日本酒であれば喜ばれること間違いなしです。
・蔵元:㈱南部酒造場(福井県)公式ページはこちら→
・製品:【木箱入】至極の花垣 純米大吟醸 720ml
・価格:5,500円(税込)
・購入はこちら→
3-2.人気銘柄の高級ラベル「雨後の月 大吟醸斗瓶取り」
こちらは「雨後の月」の中の最高品質と呼べる一本。「瓶取り」という手間のかかる製法を用いているため、飲んだときの口当たりの滑らかさが素晴らしいです。本当にきれいな飲み口。
雨後の月は人気銘柄の一つで私も色々なラベルを飲んでいるのですが、中でもこの木箱入りは本当に特別感あります。特別な日の贈り物にぴったり。
・蔵元: 相原酒造(株)(広島県)公式ページはこちら→
・製品:【箱入り】雨後の月 大吟醸瓶取り 720ml
・価格:8,800円(税込)
・購入はこちら→
3-3.獺祭の木箱入りを贈るのもアリ
画像:旭酒造公式ページより
獺祭の飲み比べセットを紹介しましたが、木箱入りも特別感があっておすすめです。木箱には「感謝」と書かれた文字があり味はもちろん、パッケージからも気持ちが伝わる1本です。
・蔵元:旭酒造(株)(山口県)公式ページはこちら→
・製品:【木箱入】獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 720ml
・価格:5,830円(税込)
・購入はこちら→
3-4.知る人ぞ知る佐賀の銘酒【木箱入】鍋島 純米大吟醸 山田穂
酒米の王様「山田錦」の母といわれている酒米が「山田穂」で、幻の酒米といわれています。その希少な「山田穂」を贅沢に使用して造られた日本酒が、こちらの「鍋島 純米大吟醸 山田穂」。
品のある香りと飲みやすいきれいな甘さが特長的。鍋島自体が人気で手に入りにくい銘柄ですが、中でもスペシャルな一本。間違いなく喜ばれると思うので、もし見つけたら迷わずゲットしてください。
・蔵元:富久千代酒造(有)(佐賀県)公式ページはこちら→
・製品:鍋島 純米大吟醸 山田穂 720ml
・価格:8,000円(税込)
・購入はこちら→
まとめ
父の日に贈る日本酒、これだ!というものは見つかったでしょうか?
・誰もが知っている「有名銘柄」
・高級感漂う「木箱入り」
・何杯でもクイクイ飲めてしまう「食中酒と呼ばれる日本酒」
ここから選べばきっと喜んでくれるはずです。
どんな日本酒を贈ればいいか迷っている方はぜひ参考にしてください。
お父さんの喜んだ顔が見られますように。
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